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スプレッドシートでフィルターを複数条件でかける方法
こちらの記事では、スプレッドシートでフィルターを複数条件でかける方法についてご紹介します。
フィルター機能を使いこなすことで、よりデータの管理や分析が楽になります。
複数の条件のフィルターを設定できずに、お困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
スプレッドシートでフィルターを複数条件でかける方法
メニュー操作で複数の条件を設定するのは、比較的簡単ですが、数式で条件を指定するのは、若干複雑になります。
見出しの内容と、ご自身の行いたい作業を照らし合わせて、作業を進めてみてください。
複数の列でフィルターを設定する
以下の記事にて、スプレッドシートで複数の列でフィルター処理を行う方法をご紹介しています。
複数の列でフィルター処理を行う手順はシンプルで、それぞれの列でフィルターの設定を行うだけです。難しい操作はありませんので、ご安心ください。
ひとつの列で複数条件のフィルターを設定する
続いて、ひとつの列で複数条件のフィルターを設定する方法をご紹介します。
上記の画面の表から、C列が「西店」且つセルの色が黄色のデータを抽出します。手順は以下の通りです。
①フィルターをかけたい範囲内のセルをクリックして、②画面上部のメニューから「データ」をクリックし、③表示される一覧から「フィルタを作成」をクリックします。
まずはひとつ目の条件を設定していきます。
①フィルタアイコンをクリックして、②表示される一覧から「色でフィルタ」をクリックし、③「塗りつぶしの色」を選択し、④抽出したいセルの色を選択します。
続いて、ふたつ目の条件を設定していきます。
①フィルタアイコンをクリックして、②表示される一覧から表示させたくない項目のチェックを外し、③「OK」ボタンをクリックします。
抽出が完了しました。以上が、ひとつの列で複数条件のフィルターを設定する方法です。
数式で複数条件を設定する
続いて、数式を用いて、複数条件を設定する方法をご紹介します。
数式を用いることによって、指定した文字列があるかどうか、指定したセルの値が、ある値以上(以下・未満)か、などの条件を指定することができます。
今回はこちらの表から、E列が「120以上200以下」、またはE列が「50以上80以下」の行を関数を使って抽出します。
①フィルターをかけたい範囲内のセルをクリックして、②画面上部のメニューから「データ」をクリックし、③表示される一覧から「フィルタを作成」をクリックします。
①E列のフィルタアイコンをクリックして、②表示されるメニューから「条件でフィルタ」をクリックし、③「カスタム数式」を選択します。
④表示される枠内で以下の数式を入力し、⑤「OK」ボタンをクリックします。
=OR((AND(E:E>=120,E:E<=200)),(AND(E:E<=80,E:E>=50)))
「OR関数」「AND関数」を使って、E列が「120以上200以下」、またはE列が「50以上80以下」の情報を抽出するように記述しています。
抽出が完了しました。以上が、数式で複数条件を設定する方法です。