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学校用のGoogle アカウントとは?ログインできない時の対処法も
皆さんは学校用のGoogle アカウントという存在をご存じでしょうか。
こちらの記事では、そんな学校用のGoogle アカウントについて詳しく紹介します。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
職場や学校のGoogle アカウントとは?
ではまず、職場や学校のGoogle アカウントとはどういったものなのかご紹介します。
Googleは、職場や学校などの組織単位でGoogle アカウントを管理できる、「Google Workspace」というサービスを展開しています。
Google Workspaceを導入することによって、その組織に所属している人が利用できるGoogle アカウントを発行できます。
Google Workspaceは有料で提供されているサービスです。プランごとの金額はこちらです。
プラン名 | Business Starter | Business Standard | Business Plus | Enterprise |
---|---|---|---|---|
料金 (1ユーザーあたり) | 680円 | 1,360円 | 2,040円 | 要お問合せ |
メール | ビジネス用 | ビジネス用 | ・ビジネス用 ・eDiscovery ・データ保持 | ・ビジネス用 ・eDiscovery ・データ保持 ・S/MIME 暗号化 |
ビデオ会議 | 100人まで | 150人まで | 250人まで | ・250人まで ・録画 ・出欠状況の確認 ・ノイズキャンセル ・ライブストリーミング |
容量 (1ユーザーあたり) | 30GB | 2TB | 5TB | 必要に応じて追加可能 |
セキュリティ | セキュリティと管理機能 | セキュリティと管理機能 | 高度なセキュリティと管理機能 | ・高度なセキュリティと管理 ・コンプライアンスの制御機能 |
サポート | Standard | Standard ※1 | Standard ※1 | Enhanced ※2 |
※1 Enhancedにアップグレード可(有料)
※2 Premiumにアップグレード可(有料)
学校用のGoogle アカウントを作成する
学校用のGoogle アカウントは、Google Workspace内の「Google Workspace for Education」というサービスによって作成が可能です。
学校用のGoogle アカウントを作成するためには、まず在籍している学校が、Google Workspace for Educationを利用しているか確認する必要があります。
Google Workspace for Educationを利用していれば、学校のアカウント管理者が作成可能ですので、学校に問い合わせを行ってみてください。
こちらの記事をご覧いただいているあなたが学校関係者で、Google Workspace for Educationを利用したいということであれば、Google Workspace for Education お申し込みページから画面の指示に従って申請を進めていきます。
学校用のGoogle アカウントにログインできない時の対処法
学校用のGoogle アカウントにログインできない場合、まずは以下にて紹介する、お持ちのデバイス内で可能な対処を行ってみましょう。
それでもGoogle アカウントにログインができないという場合は、学校またはGoogle Workspace for Education上でのトラブルが疑われるので、学校の管理者・管理部門へ問い合わせを行いましょう。
ブラウザを再起動する
使用しているブラウザを一度再起動してみるのも、Google アカウントのログインができない場合の解決手段として有効です。
ブラウザ(例:Google Chrome)の画面右上の「×」アイコンをクリックすると、ブラウザを終了することができます。
その後ブラウザを再び開き、Google アカウントのログイン画面を開く操作を行ってみてください。
ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
キャッシュとCookieが影響して、エラーが発生している場合は、使用しているブラウザに保存されているキャッシュとCookieの削除操作を行います。
キャッシュとは、アクセスしたWebサイトや、起動させたアプリなどのデータを一時的に保存しておく技術です。
いちからデータを読み込む必要がなくなるため、Webサイトの表示や、アプリの動作の速度を上げることができます。
Cookieもキャッシュと同様に、訪問したWebサイトの情報が一時的にパソコンやスマートフォンに保存する技術で、前回開いた時にテキスト入力した内容などを再び表示することができます。
本来、利用ユーザーにとって便利なキャッシュとCookieですが、ページを表示する際に悪影響となることがあります。
以下の内容においては、Googleから提供されている人気ブラウザ「Google Chrome」(グーグル クローム)の画面を使用して、手順を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Google Chromeを開き、①「Google Chromeの設定」アイコンをクリックし、②「その他のツール」、③「閲覧履歴を消去」の順に選択します。
「閲覧履歴データの削除」ダイアログボックスが表示されるので、①「▼」アイコンをクリックし、今回はすべて削除するため②「全期間」を選択します。
デフォルトでは「閲覧履歴」「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」のすべてにチェックマークが入っていますが、①「閲覧履歴」のチェックマークを外し、②「データを削除」ボタンをクリックします。
これで、利用しているブラウザのキャッシュとCookieの削除は完了です。削除すると、その時開いていたサイトからログアウトすることがありますのでご注意ください。
キャッシュとCookieの削除完了後、Google アカウントのログイン画面でエラーが表示されないかどうか、再度ご確認ください。
開いている別なタブや起動している他のアプリを終了する
Google アカウントのログイン画面を開いているブラウザ内の「別タブ」や、ブラウザのほかに起動しているアプリケーションが、エラーの原因となっていることがあります。
パソコンやスマートフォンに、一度に多くの作業を行わせていると、デバイスの処理能力が限界に達してしまい、動きが急激に遅くなったり、ユーザーの意図通りに動作しなくなってしまいます。その影響で、Google アカウントのログインがうまくいかないという可能性も否定できません。
他の作業を終了し、Google アカウントのログイン操作だけを行ってみると、エラーが解消されることがあるので、試してみてください。
学校用のGoogle アカウントは監視されている?
結論からお伝えすると、利用ユーザーの操作履歴や検索履歴などを管理者が確認することは可能ではあります。
Google Workspaceの管理者は、ユーザーのパスワードの強制変更権限があるため、それぞれのユーザーのアカウントにログインすることができるからです。
学校側に知られたくない操作を行う場合は、Google Chromeの「シークレットモード」で操作すると、履歴が残らないのでおすすめです。操作方法は以下の通りです。
シークレットウィンドウを利用する
Google Chromeを立ち上げて、右上の「Google Chromeの設定」アイコンをクリックします。
表示されたメニューから、「シークレットウィンドウを開く」を選択します。
シークレットウィンドウが立ち上がったら、Googleのトップページを開きます。開き方は、アドレスバーへのURLの入力、検索機能の使用、お気に入りから選択など、どのような方法でも構いません。
シークレットウィンドウ立ち上げ時点では、Google アカウントにログインされていない状態のため、Google検索やYouTube検索を行っても、趣味嗜好や履歴が反映された検索結果は表示されません。