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クロームキャストとファイヤースティックの違い
クロームキャストとファイヤースティックの違いについて詳しくご存じでしょうか。
それぞれ、テレビでストリーミングのサービスや、パソコンやスマートフォン、タブレットの画面が表示できるデバイスですが、どのような違いがあるのでしょうか。
こちらの記事では、クロームキャストとファイヤースティックを、2020・2021年時点で発売されているバージョンで比較していきたいと思います。
ChromecastとFire TV Stickの違い
Chromecastは、Googleから発売されているインターネット環境さえあればテレビの大画面でストリーミングサービスなどのインターネットのコンテンツを楽しめるデバイスです。
Fire TV Stickは、Amazonから発売されている、Chromecastと同じような機能が利用できるデバイスです。
どちらも、アメリカの大手IT企業から発売されているデバイスとあって人気もありますが、これから、どちらかを購入しようとしている方にとっては、その違いが知りたいという方も多いと思います。
以下にて、直近で発売されているバージョンの比較表を紹介しますので、購入の参考にしてみてください。
2020年の最新版比較
まずは、2020年にリリースされていた、ChromecastとFire TV Stickを比較していきます。
Chromecast with Google TV(リモコン付き) | Fire TV Stick(第3世代) | |
---|---|---|
発売当時の価格 | 7,600円 | 4,980円 |
本体サイズ | 162 x 61 x 12.5mm | 85.9 × 30 ×13 mm |
重量 | 55g | 32g |
カラーバリエーション | スノウ(白) サンライズ(赤) スカイ(青) | ブラック |
音声認識リモコン | 有り | 有り |
解像度 | 4K HDR (2160p, 60fps) HDR10、HDR10+、Dolby Vision | フルHD(1080p, 60fps) HDR(HDR10 HDR10+ HLG) |
HDR | HDR10 HDR10+ Dolby Vision | Dolby Atmos |
Wi-Fiの規格 | 802.11 b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
2020年に発売されている、上記のChromecastとFire TV Stickで比較すると、画質のクオリティを重視するならChromecast、コストパフォーマンス重視ならFire TV Stickを選ぶのがおすすめです。
2020年11月に発売されたChromecast with Google TVは、従来のバージョンで言われていた「リモコンがなく単体で動かない(起動にスマホなどが必要)」「操作のレスポンスが悪い」などの弱点が補われています。
また、画質も4K動画に対応するなどの進化も遂げているため、2020年以前に発売されていたChromecastで不満を抱えていたユーザーも試す価値はあると思います。
ただ、Fire TV StickのHD画質でも、最高画質とはいえないまでも、YouTubeなどのストリーミングサービスを楽しむ分には十分な画質です。
こうした点から、コストを抑えたいという方は、Fire TV Stickを選ぶ方が多かったようです。
2021年の最新版比較
2021年最新版のChromecastとFire TV Stickの比較を見ていきます。
Chromecast with Google TV(リモコン付き) | Fire TV Stick 4K Max | |
---|---|---|
発売当時の価格 | 7,600円 | 6,980円 |
本体サイズ | 162 x 61 x 12.5mm | 99× 30 ×14 mm |
重量 | 55g | 48.4g |
カラーバリエーション | スノウ(白) サンライズ(赤) スカイ(青) | ブラック |
音声認識リモコン | 有り | 有り |
解像度 | 4K HDR (2160p, 60fps) HDR10、HDR10+、Dolby Vision | 4K Ultra HD (最大2160p, 60fps) HDR(HDR10、HDR10+、Dolby Vision、HLG) |
HDR | HDR10 HDR10+ Dolby Vision | HDR10 HDR10+ Dolby Vision HLG |
Wi-Fiの規格 | 802.11 b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
2021年に入り、Chromecastは新たなデバイスはリリースされない中、10月になり「Fire TV Stick 4K Max」がリリースされました。
やはり後発な分、Fire TV Stick 4K Maxは、画質、音質(HDR)、Wi-Fiなどあらゆる面で最新版のChromecastを超える性能を有しています。
また、Fire TV Stick 4K Maxは性能が上なのにも関わらず、Chromecastよりもコストも安くなっているというのもポイントです。
そうした中で、Chromecast、Fire TV Stickそれぞれを実際に利用して感じたポイントを紹介しますので、最終的には以下の内容もぜひ考慮してみてください。
対応動画サービスの差
Chromecast、Fire TV Stickそれぞれ、対応している動画サービスに大きな差はありません。
以前は、ChromecastでAmazon Prime Videoアプリが使えなかったり、Fire TV StickでYouTubeアプリが使えないというようなこともありましたが、現在のバージョンではどちらも利用可能です。
利用ユーザーの多い動画サービスは網羅されていますが、もし、これだけは使いたいという動画サービスのアプリがある場合は、購入前に調べておくことをおすすめします。
ミラーリング対応の有無
ミラーリングとは、スマホやパソコンの画面をそのまま映し出す機能ですが、こちらはChromecastでのみ利用可能です。
ミラーリングの利用を前提にするのであれば、Chromecastを購入しましょう。
Fire TV Stickでも、非公式のミラーリングアプリがありますが、あくまで非公式なので、挙動がいまひとつなことも多いようです。
アダルト規制の有無
Googleにはアダルトコンテンツの規制があるため、アダルトコンテンツをChromecastを通じて画面に表示したい場合は、スマホやパソコンからミラーリングを行う必要があります。
その一方で、Fire TV Stickでは、こうした規制がないため、リモコンを操作するだけでアダルトコンテンツを表示することができます。