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Google ドキュメントで日本語を校正する方法
Google ドキュメントには、スペルや文法をチェックするツールがあります。この記事では、そのツールを使って日本語を校正する方法をご紹介します。
また、Google ドキュメントで校閲を表示することはできるのかどうかについても説明します。
Google ドキュメントのスペルと文法のチェックについて
Google ドキュメントには、スペルや文法をチェックし、修正候補を表示する機能があります。
ただし、Google ドキュメント エディタ ヘルプによると、スペルと文法の訂正案を表示できるのは以下の言語となっています(2023年2月現在)。
- 英語
- スペイン語
- フランス語
- ドイツ語
- ポルトガル語
- イタリア語
残念ながら日本語は対象となっていませんが、実際には日本語でもスペルチェックができます。
精度が高いとは言い切れませんが、校正に使うこともできます。その方法については、次の「Google ドキュメントで日本語を自動校正する方法」セクションをご参照ください。
Google ドキュメントで日本語を自動校正する方法
WindowsのGoogle ドキュメントで、スペルと文法のチェックを利用して、日本語を自動校正する方法をご紹介します。
Google ドキュメントを開き、校正するドキュメントを選択します。
スペルと文法のチェック機能は、デフォルトの設定ではオンになっています。設定を確認するには、①「ツール」タブを選択し、②「スペルと文法」にマウスポインターを合わせます。「スペルの候補を表示」と「文法の訂正案を表示」にチェックマークが表示されている場合は、チェック機能が利用できます。
左上のスペルチェックアイコンをクリックします。ショートカットキー「Ctrl+Alt+X」でも可能です。今回の例では、スペルのミスがある部分には赤い線、文法のミスがある部分には青い線がすでに表示されています。
右上に「スペルと文法」ボックスが開き、ミスがある箇所(例:自足100)と変更候補(例:時速100)が表示されます。変更候補を適用する場合は、「承諾」ボタンをクリックします。
スペルミスの箇所のテキストが変更されました。ミスがある次の箇所(例:厚生と)と変更候補(例:校正と)が表示されますので、「承諾」ボタンをクリックします。
スペルミスの箇所のテキストが変更されました。ミスがある次の箇所(例:で時速)と変更候補(例:を時速)が表示されます。この箇所は修正不要のため、「無視」をクリックします。
「ドキュメントに問題はありません」と表示されると、自動校正完了となります。
Google ドキュメントの赤い線や青い線のテキストを校正する
Google ドキュメントでテキストに赤い線や青い線が表示されている場合は、その箇所をクリックして校正することもできます。
例として、①赤い線が引かれている「自足100」をクリックすると、変更候補(例:時速100)が表示されます。また、②「フィードバック オプション」アイコンをクリックすると、「候補が間違っています」「候補が不明確です」とコメントが表示され、候補に対してフィードバックを送信することも可能です。
変更候補を適用する場合は、その候補をクリックします(例:時速100)。適用しない場合は、「✕」をクリックしてください。
テキストが変更されました。
青い線が表示されているテキストも、同様に校正することができます。
Googleドキュメントの校閲を表示するには?
校正と校閲は、同じ意味だと思われることもありますが、実際には違います。
校正は誤字脱字など文字の間違いがないかを確認し、正しくすることを指しますが、校閲は文章に書いてある内容が正しいかどうか、また事実関係に間違いはないかなどを確認し、修正することです。
残念ながら、Google ドキュメントには校閲する機能はないため、校閲を表示することはできません。しかし、校正した箇所を表示することは可能です。
Google ドキュメントでスペルと文法のチェックをし、ミスを訂正した箇所は変更履歴を表示して確認できます。
Google ドキュメントの変更履歴を確認する方法は、下記記事の「Google ドキュメントの変更履歴はどこにある?」セクションをご参照ください。変更した日時なども表示されます。