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Google以外の検索エンジンについて
こちらの記事では、Google以外の検索エンジンについてご紹介します。
Google以外にも、特徴的な機能を持つ検索エンジンは多数あります。
具体的な検索エンジンの名前を挙げてご紹介するほか、Googleより優れた検索エンジンはあるのか、Yahoo!との関連なども詳しくご紹介します。
Google、Yahoo以外の検索エンジン
Googleと日本で利用者の多いYahoo!以外の検索エンジンをご紹介していきます。
Bing
パソコンのOS・Windowsで有名な、アメリカのマイクロソフト社が運営する「Bing(ビング)」です。
こちらは、画面の見た目がGoogleに似たシンプルな構成になっており、Windowsにデフォルトでされているブラウザ「Microsoft Edge」に、デフォルトの検索エンジンとして設定されています。
そのため利用シェアについては、Googleには及ぼないものの、非常に高いです。
DuckDuckGo
こちらもBing同様、アメリカ発の検索エンジン「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」です。
利用者のプライバシー保護を重視し、利用履歴等を記録保存しないこととしているという点で知名度が上昇しており、同じくプライバシー保護を重視しているブラウザの「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」のデフォルト検索エンジンとして採用されています。
現在のところ、日本での利用シェアはそこまで高くはありませんが、プライバシーが重視される世の中になっていく中で、注目が高まる可能性のある検索エンジンです。
Baidu
中国でナンバーワンのシェアを誇る検索エンジンがこちらの、百度(バイドゥ)社が提供する「Baidu」です。
中国では国の方針として情報検閲を行うため、インターネットに制限を掛けています。そのため中国国内では、Googleなどの中国以外のネットサービスを自由に利用することはできません。
そうした背景から、中国の国産検索エンジンであるBaiduが、国内で圧倒的なシェアを得ています。
YANDEX
ロシア最大の検索エンジンが「Yandex(ヤンデックス)」です。
Googleとは異なる独自のアルゴリズムによるラインキングでサイトが表示され、マップ、メール、オンラインストレージ、翻訳などのサブ的なサービスに加え、ゲームアプリの機能も有しています。
Ecosia
ドイツの検索エンジンが「Ecosia(エコシア)」です。
エコシアの最大の特徴が、検索することで間接的に植樹活動に貢献できるという点です。
ユーザーがエコシアで検索をすることで、エコシア社に入る広告収益の80%以上が、植樹活動する非営利団体に寄付されるロジックが組まれています。
エコシアのトップページの情報によると、2023年2月現在、エコシアの検索を通じて、実際に植えられた木は1.6億本を越えているようです。
CocCoc
ベトナムの企業Cốc Cốcによって運営される検索エンジンが「CocCoc(コックコック)」です。
これまで紹介した検索エンジンと比べ特徴的なのが、ファイルの高速ダウンロード機能です。ダウンロードの際にファイルを分割し、高速に完了できます。
NAVER
韓国のNAVER Corporationが運営する検索エンジンが、「NAVER(ネイバー)」です。
これまで紹介してきた検索エンジンと異なり、カテゴリごとに検索結果を表示させる仕様が特徴的です。
若干、Yahoo! JAPANのカテゴリから情報を探していくイメージに近いかもしれません。
グーグルより優れた検索エンジン
日本のユーザー向けの検索エンジンとして、Googleに代わる検索エンジンは、現状ありません。
下記にて詳しく紹介していますが、過去、Googleと双璧をなしていたYahoo! JAPANについても、現在はGoogleの検索エンジンを利用しています。
そのため、Yahoo! JAPANが検索エンジンとして、Googleを超えるということは難しいでしょう。
Bingの可能性
もし可能性があるとすれば、Microsoft社のBingではないかと考えられます。
パソコンのOS(Windows)として多くのシェアを獲得しており、そのデフォルトブラウザの、デフォルトの検索エンジンとしてBingが設定されています。
そのため、機能や検索の精度、その他の機能ががGoogleと同等になってくると、Googleが持っているシェアを奪っていける可能性があるかもしれません。
また、Microsoft社は、BingのAIを使った検索にも注力をしており、こちらの進化も、Googleからシェアを奪うきっかけになるかもしれません。
Yahoo!の検索エンジンはGoogle?
上記でも少々お伝えしましたが、Yahoo!の検索エンジンは、Googleの検索技術を利用しています。
ただしあくまでも、その「検索技術を利用」しているだけであって、表示される検索結果が待ったく同じになるということではありません。その理由の一つが、パーソナライズド検索(Personalized Search)です。
Google内、Yahoo!内での行動履歴や、ログイン情報に応じた登録情報、位置情報などによって、検索結果は変わります。
例えば、GoogleはGoogle アカウントに登録している情報を基に表示されることもあり、そんな中で、Yahoo!をログインせず利用していると、検索結果として表示される内容は異なる可能性が高くなります。
いつから切り替えたのか?
Yahoo!がGoogleの検索技術を利用し始めたのは、2011年からです。