- 公開日:
スプレッドシートのプルダウンを使って集計(カウント)する方法
スプレッドシートを使ってデータを集計する際に、プルダウンリストは非常に便利な機能です。
特定のカテゴリや項目に該当するデータを簡単に選択して集計することができます。
この記事では、スプレッドシートのプルダウンリストを活用して、データの集計(カウント)を行う方法について解説していきます。
COUNTIF関数を使用する方法
COUNTIF関数は、指定した条件に一致するセルの数をカウントするために使用されます。
データ分析や条件に基づいた集計を行いたい場合に非常に便利な機能です。
今回は「クラスの出席状況の集計」を例として、ご説明していきます。
プルダウンを設定したいセル範囲を選択します。
①メニューバーの「データ」をクリックし、②「データの入力規則」をクリックします。
「ルールを追加」をクリックします。
①「条件」のリスト内にプルダウンで表示させたい内容を入力し、②「完了」ボタンをクリックします。
今回は「出席,欠席,遅刻」と入力します。
これで指定したセル内にプルダウンメニューが表示されます。
集計結果を表示するセル(例:B13セル)に「=COUNTIF(B2:B11,"出席")
」と入力してEnterキーを押します。
COUNTIF関数は「=COUNTIF(範囲,"条件")
」のように引数を指定します。
この式は、B2からB11までの範囲内で「出席」と記載されているセルの数を集計します。
プルダウンを使用してデータ入力し、COUNTIF関数を使って「出席」の数を集計できました。
COUNTIFS関数を使用する方法
COUNTIFS関数は、複数の条件を満たすセルの数をカウントするために使用されます。
特定の条件に基づいてデータを集計したい場合に非常に便利な関数です。
今回は、「社員の勤務状況の管理」を例として解説します。
①プルダウンさせたい範囲を選択し、②メニューバーの「データ」をクリック、③「データの入力規則」をクリックします。
「ルールを追加」をクリックします。
①「条件」のリスト内にプルダウンで表示させたい内容を入力し、②「完了」ボタンをクリックします。
今回は「営業部,技術部,人事部」と入力します。
同様に、C2セル以下の範囲に対して、プルダウンメニューを設定します。
「在宅,オフィス,休暇」と入力しました。
集計結果を表示するセル(例:C8セル)に「=COUNTIFS(B2:B6,"技術部",C2:C6,"在宅")
」と入力して、Enterキーを押します。
COUNTIFS関数は「=COUNTIFS(条件1を適用するセルの範囲,範囲1に対する条件,[追加の条件範囲,それに対する条件],…)
」のように、引数を指定します。
この式は、B列(部署)が「技術部」で、かつC列(勤務状況)が「在宅」である行の数を集計します。
プルダウンを使用してデータを入力し、COUNTIFS関数を使って集計することが出来ました。