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スプレッドシートで日数をカウントする方法

Google スプレッドシートでは特定期間の日数や、月内にある曜日の数など、指定した情報の日数を調べることが出来ます。

これを利用することで、期間内にある自身の勤務日数や、休日が決められた曜日であれば、休日日数が一目で分かるようになります。

この記事では、スプレッドシートで日数をカウントする方法を分かりやすく紹介します。

スプレッドシートで日数をカウントする方法

Google スプレッドシートで日数をカウントする場合、関数を用いて行います。

特定期間の日数や、特定の曜日の数など、調べたい日数によって様々な関数を使い分けます。

以下より、スプレッドシートで日数をカウントする方法を用途に分けて詳しく解説します。

DATEDIF関数で特定期間の日数をカウントする

DATEDIF関数とは、指定した2つの日付セルの値から、その間の日数などを返す関数です。

日数を返す数式は「=DATEDIF(開始日セル:終了日セル),"d"」のように記述します。

日数を返したいため3つ目の引数は「"d"」としていますが、月数などの別の条件にしたい場合は以下のように記述します。

DATEDIFの条件表記内容
"y"期間の経過年数
"m"期間の経過月数
"d"期間の経過日数
"md"期間を「年月日」で表した場合の「年と月」
を省いた日数
"ym"期間を「年月日」で表した場合の「年と日」
を省いた日数
"yd" 期間を「年日」で表した場合の「年」
を省いた日数
カウント結果を表示したいセルを選択

「2024/05/01」から「2024/08/01」までの日数を条件とします。

カウント結果を表示したいセルを選択します。

「=DATEDIF( 」と入力

「=DATEDIF( 」と入力します。

開始日のセルを選択

期間の開始日のセルを選択してカンマで区切ります。

終了日のセルを選択

期間の終了日のセルを選択してカンマで区切ります。

「"d") 」と入力してEnterを押す

続けて「"d") 」と入力してEnterキーを押します。

指定した期間の日数が表示される

指定した期間の日数が表示されました。

DAYS関数で特定期間の日数をカウントする

DAYS関数とは、指定した2つの日付セルの値から、その間の日数を返す関数です。

数式は「=DAYS(終了日セル:開始日セル)」のように記述します。

カウント結果を表示したいセルを選択

「2024/05/01」から「2024/08/15」までの日数を条件とします。

カウント結果を表示したいセルを選択します。

「=DAYS( 」と入力

「=DAYS( 」と入力します。

終了日のセルを選択

期間の終了日のセルを選択してカンマで区切ります。

開始日のセルを選択

期間の開始日のセルを選択します。

Enterを押す

数式を確定させるためにEnterキーを押します。

指定した期間の日数が表示される

指定した期間の日数が表示されました。

DAYS関数にTODAY関数を併用して特定日までカウントダウンする

TODAY関数とは、使用しているデバイスに設定されている日付を元に「本日(今日)」の日付を返す関数です。

数式は「=TODAY( )」のように記述し、「( )」の間にはなにも記述しなくても今日の日付が表示されます。

今日の日付を表示するセルを選択

「今日の日付」から「2024/08/15」までの日数を条件とします。

今日の日付を表示するセルを選択します。

「=TODAY() 」と入力してEnterを押す

「=TODAY() 」と入力してEnterキーを押します

カウントダウン表示したいセルを選択

今日の日付が表示されました。

続いてカウントダウンされる日数を表示したいセルを選択します。

数式を完成させてEnterを押す

上記「DAYS関数で特定期間の日数をカウントする」のSTEP3・4のように数式を入力します。

開始日セルの選択で、今日の日付が表示されたセルを選択して数式を記述し、Enterキーを押します。

カウントダウン日数が表示される

今日から指定した日までのカウントダウン日数が表示されました。

NETWORKDAYS.INTL関数で特定月内の曜日をカウントする

NETWORKDAYS.INTL関数とは、特定の週末と祝日を除外して、指定した 2つの日付間の就業日数を返す、職場などの勤務管理を行う際に役立つ関数です。

特定月内の曜日をカウントする際はEOMONTH関数と併用します。

以下の記事にある「EOMONTH」で詳しく解説しています。

スプレッドシートで日付を自動入力する数式

特定月内の曜日をカウントする数式は「=NETWORKDAYS.INTL(EOMONTH(特定月のセル,-1)+1,EOMONTH(特定月のセル,0),"曜日指定の表記")」のように記述します。

カウント結果を表示したいセルを選択

2024年8月の水曜日の数をカウント条件とします。

カウント結果を表示したいセルを選択します。

「=NETWORKDAYS.INTL(EOMONTH(」

「=NETWORKDAYS.INTL(EOMONTH(」と入力します。

調べたい月のセルを選択

曜日の日数を調べたい月が入力されているセルを選択します。

「,-1)+1 」と入力

続けて「,-1)+1 」と入力します。

EOMONTH関数における、2つ目引数を「-1」にして前月末日を返し、それに「+1」することで、当月初日を返します。

補足として、2つ目引数が「0」の場合は当月末日、「1」の場合は翌月末日となります。

「,EOMONTH( 」と入力

続けて「,EOMONTH( 」と入力します。

調べたい月のセルを選択

曜日の日数を調べたい月が入力されているセルを選択します。

「,0」と入力

続けて「,0」と入力し、数式内で当月末日を返します。

「,"1101111")」と入力してEnterキーを押す

カウントしたい曜日を指定するために、続けて「,"1101111")」と入力してEnterキーを押します。

この数式における、曜日指定の記述は以下の通りです。

記述表記曜日
"0111111"月曜日
"1011111"火曜日
"1101111"水曜日
"1110111"木曜日
"1111011"金曜日
"1111101"土曜日
"1111110"日曜日
曜日の日数が表示される

特定月内にある指定した曜日の日数が表示されました。