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スプレッドシートでカレンダーを作成する方法
スプレッドシートは、日常の業務やスケジュール管理に便利なツールとして広く利用されています。
特にカレンダーを作成する際にも活用されることがあります。
本記事では、スプレッドシートを使って簡単にカレンダーを作成する方法を紹介していきます。
スプレッドシートでカレンダーを作成する方法
スプレッドシートを使ってカレンダーを作成する方法を紹介します。
今回は、月めくりの横型カレンダーと縦型カレンダーの作成方法をそれぞれ解説していきます。
横型カレンダーの作成方法
今回は、2024年5月のカレンダーを作成していきます。
まず曜日を入力していきます。
①A2セルに「日」、B2セルに「月」と手動入力し、②その範囲をドラッグして、右下の四隅の点をクリックしながらG2セルまでドラッグします。
C2セルからG2セルまで、残りの曜日が自動入力されました。
①A3セルを選択して、②メニューバーの「データ」をクリックし、③「データ入力規則」をクリックします。
A3セルにカレンダーの基準となる日付を設定します。
「ルールを追加」をクリックします。
①条件で「有効な日付」を選択し、②「完了」ボタンをクリックします。
①A3セルをダブルクリックすると、カレンダーが表示されます。
その中から、②基準となる日付(4月28日)をクリックします。
2024年5月のカレンダー上は、4月28日から一週間が始まるので、28日を選択しています。
カレンダー右上部に表示されている左右の山括弧マークをクリックすることで、月の変更が可能です。
基準日を設定できました。
B3セルに「=A3+1」と入力し、Enterキーを押します。
この足し算の数式を使用し、基準日をベースとした最初の週の日付を入力していきます。
①B3セルを選択し、②右下の四隅の点をクリックしたまま、G3セルまでドラッグします。
5月の一週目が入力されました。
次にA4に「=A3+7」と入力しEnterキーを押します。
①A4セルを選択し、②右下の四隅の点をクリックしながらG4までドラッグします。
3週目から5週目は、①2週目の日~土曜のセルを選択し、②右下の四隅の点をクリックしたまま下方向にドラッグすると、適切な日付が自動的に入力されます。
G8セルまでドラッグしてください。
5月の日付を入力できました。
5月のカレンダーとしては7行目までで良いのですが、2024年3月と6月が6週間あるためこのように作成しています。
お好みで調整してください。
A1セルに「=max(A3:G3)」と入力し、Enterキーを押します。
このMAX関数を使用して、年月を設定していきます。
MAX関数は、指定したセル範囲のなかで、最も大きい値を表示する関数です。
今回は、4月28日(A3セル)から5月4日(G3セル)を指定したため、最も大きい「5月4日」がセルA1に表示されます。
A1セルを選択したまま、①「表示形式」を選択、②「数式」をクリックし、③「カスタム日時」をクリックします。
表示されているドロップダウンリストの中で、①「年」と「月」の表示になっている項目を選択し、②「適用」ボタンをクリックします。
セルA1の表記が、「2024/05/04」から「2024年5月」に変更されました。
続いてカレンダーの日付表記を変更するため、日付が設定されているすべてのセル(A3~G8)をドラッグで選択します。
①「表示形式」を選択し、②「数字」をクリック、③「カスタム日時」をクリックします。
表示されているドロップダウンリストの中で、①「日」の表示になっている項目を選択し、②「適用」ボタンをクリックします。
セルA3~G8の項目から年月の表記が取り除かれ、日付のみが表示されました。
列幅と行の高さを変更していきます。
A~G列をドラッグで選択します。
その状態のまま、右クリックし、「列A-Gのサイズを変更」をクリックします。
①サイズ入力欄に任意の数値(例:120)を入力し、②「OK」ボタンをクリックします。
①3~8行目を選択した状態で右クリックして、②「行3-8のサイズを変更」をクリックします。
①サイズ入力欄に任意の数値(例:90)を入力し、②「OK」ボタンをクリックします
カレンダーが完成しました。
フォントサイズを変更したり、日曜日の列を赤、土曜日の列を青の背景色に変更するなど、お好みで全体を整えましょう。
カレンダーの月を変更してみましょう。
①基準日を入力したセル(例:A3セル)をダブルクリックしカレンダーを表示させて、②左右の山括弧マークをクリックして月を変更します。
特定の月(例:2024年6月)を選択し、当月の最初の日付(例:26日)をクリックします。
カレンダーの月が自動的に切り替わりました。
数式が入力されている日付の部分や、MAX関数を用いた年月の箇所が自動で変更されます。
背景やテキストの色などの書式は以前の状態が残っているため、手動で変更しましょう。
縦型カレンダーの作成方法
今回はA列に「年月日」、B列に「曜日」を表示していきます。
基準となる日付を設定します。
①A2セルを選択し、②メニューバーの「データ」をクリックし、③「データ入力規則」をクリックします。
①条件で「有効な日付」を選択し、②「完了」ボタンをクリックします。
①A2セルをダブルクリックし、②表示されたカレンダーから基準となる日付(例:2024年5月1日)を選択します。
基準となる日付が入力されました。
日付の表示形式の変更は、①任意のセル(例:A2セル)を選択し、②「表示形式」③「数字」④「カスタム日時」の順でクリックします。
表示されたリストの中から、①お好みの表示形式を選択し、②「適用」ボタンをクリックすることで、表示形式を簡単に変更できます。
A3セルに「=A2+1」と入力します。
①数式を入力したセル(例:A3セル)を選択し、②右下の四隅の点をクリックしたままA32セルまでドラッグする。
日付の入力が完了しました。
B2セルに「=text(A2,"ddd")」と入力します。
TEXT関数は「=text(数値,表示形式)」と引数を指定します。
「"ddd"」だと「日」、「"dddd"」だと「日曜日」と表記されます。
B2セルをクリックし、右下の四隅の点を5月最後の日までドラッグします。
縦型のカレンダーが完成しました。
「日」「土」は、色を変えてあげると見やすくなります。
カレンダーの月を変更してみます。
①A2セルをダブルクリックし、②任意の日付をクリックします。
カレンダーの日付が自動的に切り替わりました。
背景やテキストの色などの書式は以前の状態が残っているため、手動で変更しましょう。