公開日：2024/05/31

スプレッドシートの罫線を自動で引く方法

Google スプレッドシートでは指定した条件をもとに、罫線を自動で引くことが出来ます。

シートに罫線を自動で引くことが出来れば、リストや表の作成も操作の手数が減り、効率が上がることで作業時間短縮を実現します。

この記事では、スプレッドシートの罫線を自動で引く方法を分かりやすく紹介します。

スプレッドシートの罫線を自動で引く方法

Google スプレッドシートで罫線を自動で引く場合、Google Apps Scriptでスクリプトを作成し、トリガーを設定して使用します。

例えば罫線が自動で引かれる条件を、セルが入力された時にセルを囲うように罫線を引くとすれば、リストの作成時も文字入力だけで済ませられます。

セル入力で自動的に罫線で囲う

①「拡張機能」、②「Apps Script」を順に選択します。

以下のショートカットキーでも「Apps Script」を選択することが出来ます。

OS	ショートカットキー
Windows	Alt+N,E (Google Chrome) Alt+Shift+N,E (その他ブラウザ)
Mac	Option+N,E (Google Chrome) Option+Shift+N,E (その他ブラウザ)

「新しいプロジェクト」ボタンをクリックします。

「名前を変更」をクリックします。

①「プロジェクトタイトル（例：入力でセルを罫線で囲う）」を入力し、②「名前を変更」ボタンをクリックします。

下記のスクリプトをコピーして貼り付けます。

セルが入力されると自動的に罫線で囲うスクリプトです。

function onEdit(e) {
  var sheet = e.source.getActiveSheet();
  var range = e.range;
  var value = e.value;

  // セルが空でない場合にのみ罫線を引く
  if (value) {
    range.setBorder(true, true, true, true, true, true);
  } else {
    // セルが空の場合に罫線を消す
    range.setBorder(false, false, false, false, false, false);
  }
}

「プロジェクトを保存」ボタンをクリックします。

左にあるトリガーをクリックします。

「トリガーを追加」ボタンをクリックします。

①「onEdit」、②「Head」、③「スプレッドシートから」、④「編集時」とそれぞれ選択して、⑤「保存」ボタンをクリックします。

シートに戻り、セルに入力します。

入力されたセルが自動的に罫線で囲われました。