- 公開日:
スプレッドシートで文字列を抽出する方法
こちらの記事では、スプレッドシートで文字列を抽出する方法をご紹介します。
多くのデータの中から、特定条件に当てはまる情報を抽出するときに便利なテクニックです。より効率的に、データの管理や分析ができますので、ぜひ参考にしてみてください。
スプレッドシートで文字列を抽出する方法
スプレッドシートにおいて文字列を抽出するには、メニューを使った方法と、関数を使った方法があります。
フィルタによる抽出
まずはじめに、メニューからフィルタをかけて、文字列を抽出する方法をご紹介します。
こちらの表から、B列に「ねぎ」という文字列が含まれているデータを抽出します。
①フィルタをかける範囲のセルを選択し、②画面上部のメニューから「データ」をクリックして、③表示される一覧から「フィルタを作成」をクリックします。
フィルタがかかったら、①B列の見出し行にあるフィルタアイコンをクリックし、②表示される一覧から「条件でフィルタ」をクリックして、③「次を含むテキスト」をクリックします。
①テキストの入力欄に「ねぎ」と入力し、②「OK」ボタンをクリックします。
「ねぎ」が文字列に含まれているデータが抽出されます。以上が、フィルタによる文字列(データ)の抽出方法です。
関数を使って文字列を抽出する
続いて、関数を使って文字列を抽出する方法をご紹介します。抽出したい文字の位置や、その他条件によって関数を使い分ける必要があります。
LEFT関数でテキストの先頭から文字を抽出する
テキストの先頭から(一番左から)文字を抽出する関数が、LEFT関数です。
=LEFT(対象のテキスト,取り出す文字数)
以下にて、事例をもとに使い方の実例をご紹介します。
A2セルに記述されているテキストについて、左から2文字のテキストをC2セルに抽出します。
C2セルに「=LEFT(A2,2)」と入力します。
「あか」という結果が抽出されます。以上が、LEFT関数でテキストの先頭から文字を抽出する方法です。
RIGHT関数でテキストの後ろから文字を抽出する
テキストの後ろから(一番右から)文字を抽出する関数が、RIGHT関数です。
=RIGHT(対象のテキスト,取り出す文字数)
以下にて、事例をもとに使い方の実例をご紹介します。
A2セルに記述されているテキストについて、右から2文字のテキストをC2セルに抽出します。
C2セルに「=RIGHT(A2,2)」と入力します。
「たな」という結果が抽出されます。以上が、RIGHT関数でテキストの後ろから文字を抽出する方法です。
MID関数で特定の位置から文字を抽出する
セル内の特定の位置から、文字を抽出する関数が、MID関数です。
=MID(対象のテキスト,開始位置,取り出す文字数)
以下にて、事例をもとに使い方の実例をご紹介します。
A2セルに記述されているテキストについて、左から3文字目を開始位置として、2文字のテキストをC2セルに抽出します。
C2セルに「=MID(A2,3,2)」と入力します。
「さた」という結果が抽出されます。以上が、MID関数でセル内の特定の位置から、文字を抽出する方法です。
特定の文字列を抽出する
特定の文字列を抽出するには、「見つけ出す」という意味合いの「FIND関数」を使用します。
=FIND(検索文字列,対象の位置,開始位置)
こちらの関数と、上記で紹介した「LEFT関数」「RIGHT関数」「MID関数を組み合わせられます。
以下にて、LEFT関数と組み合わせた場合の事例をご紹介します。LEFT関数とFIND関数を使って指定した検索文字列より、左の文字列を抽出します。
A2セルに記述されているテキストについて、「<」よりも左のテキストをC2セルに抽出します。
C2セルに「=LEFT(A2,FIND("<",A2)-1)」と入力します。
「山田」という結果が抽出されます。以上が、FIND関数でセル内の指定位置から、文字を抽出する方法です。