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スプレッドシートで数字を並び替えする方法
こちらの記事では、スプレッドシートで数字を並び替えする方法についてご紹介します。
メニューから並び替えをする基本的な方法から、フィルタ機能を使う方法、関数を使う方法などについてもお伝えします。どの方法も、シンプルな手順で並べ替えることができますので、デバイスの操作が苦手という方でも安心です。
スプレッドシートで数字を並び替えする方法
スプレッドシートで数字を並べ替える方法は、3つあります。それぞれの方法に特徴がありますので、以下の内容をご覧いただき、ご自身に合う方法をお選びください。
こちらの数字の並びを、昇順に並び替えます。
メニューから並び替える
メニューから並び変える方法は、一番基本的な並び替えの方法です。
元のデータがそのまま並び替えられます。手順は以下の通りです。
①並び替えたい範囲を選択して、②画面上部のメニューから「データ」をクリックします。③表示される一覧から「範囲を並べ替え」をクリックし、④「列Aを基準に昇順で範囲を並べ替え」をクリックします。
並び替えが完了します。以上が、スプレッドシートでメニューから数字を並び替えする方法です。
フィルタ機能で並び替える
こちらの並び替えは、スプレッドシート内にあるフィルタ機能を使います。
上記のメニューから並び替える方法のほうが、手順は少ないですが、普段フィルタ機能をよく使う方などにはおすすめです。
①先頭行のセルを選択して、②画面上部のメニューから「データ」をクリックし、③「フィルタを作成」をクリックします。
フィルタがかかったら、①見出しのセルに表示されるフィルタアイコンをクリックして、②表示される一覧から「昇順で並べ替え」をクリックします。
並び替えが完了します。以上が、スプレッドシートでフィルタ機能を使って並び替える方法です。
フィルタ機能についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事にてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
文字列と数字が含まれる列を並び替える際の注意
上記のような表において、先頭の数字を昇順、降順に並び替えたいケースについての並び替え方法をお伝えします。
文字列と数字が含まれる列を並び替える場合、上記で紹介している並び替えの方法を行うと、以下のようになります。
数値と文字列が入力された列では、文字コードの大きい順、小さい順に並び変わるため、工夫を加えないと冒頭の数字が高い順、低い順にすることはできません。
加えるべき工夫は以下の通りです。
0を追記して桁をそろえる
冒頭に0を入れ、数字部分のけたを揃えます。上記の画像では、1から50までの数字が振られるので、1桁の数字は001から050までの3桁となるように処理します。
もし4桁まで管理したいなら、0001〜0009、0010〜0099、1000〜9999のように、4桁となるようにしてあげると、文字列でも正常に、セルの冒頭の数値順に並べ替えができます。
上記で紹介している、メニュー、もしくはフィルタでの並び替えを行うと、冒頭の数字順に正しく処理が行われます。
RIGHT関数の活用
0をつける必要のあるセルが数多くあるときには、RIGHT 関数を使用することで、一瞬で処理が完了します。
=RIGHT("0"&[数値のセル],桁数の上限)
こちらの関数を使って処理するためには、並び替えのキーとなるタイトルの列も、関数を使った入力を行う必要があります。手順は以下の通りです。
まずはB列へ、A列の数値に「00」を入力し、最大3桁の数字が表示されるように、「=RIGHT("00"&A2,3)」と入力します。
D列に、B列とC列を自動的に組み合わせた文言が表示されるように、「=B2&"_"&C2」という数式を入力します。
この処理によって、D列冒頭の数字の桁数をそろえることができます。