• 公開日:

スプレッドシートのQUERY関数でセルを参照する方法

こちらの記事では、スプレッドシートのQUERY関数でセルを参照する方法をご紹介します。

セルを参照する方法が分かれば、より可変的なスプレッドシートを作ることができます。記述の方法を細かくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

スプレッドシートのQUERY関数でセルを参照する方法

QUERY関数でセルを参照する場合、文字列を参照するのか、数値を参照するのか、日付を参照するのかによって記述の仕方が異なります。それぞれの記述の仕方を、以下にて詳しくご紹介します。

文字列を参照する場合

表

上記の表から、I2セルに抽出条件を入力して参照し、B列が「キャベツ」のデータを抽出します。

文字列を参照する場合の、QUERY関数の記述方法は以下の通りです。

文字列を参照する式を入力

結果を表示したいセルに、「=QUERY(A1:F9,"WHERE B='"&I2&"'")」と入力します。

指定したセルが文字列を参照する場合、I2を「" "」の外に置き、「&」で連結することでセルを参照をしています。

ただしそれだけだと結果的に「"WHERE B=キャベツ"」となり、少し足りません。商品名の文字列を「' '」で囲みましょう。

結果

B列が「キャベツ」のデータが表示されます。

以上が、スプレッドシートのQUERY関数で文字列のセルを参照する方法です。

数値を参照する場合

120

上記の表から、I2セルに抽出条件を入力して参照し、E列が「120」のデータを抽出します。

数値を参照する場合の、QUERY関数の記述方法は以下の通りです。

入力

結果を表示したいセルに、「=QUERY(A1:F9,"WHERE E="&I2)」と入力します。

数値の場合は値を「' '」で囲む必要がないので、上記で紹介した文字列の例よりシンプルです。セル参照を「" "」の外に出して、&でつなぎましょう。

完了

E列が「120」のデータが表示されます。

以上が、スプレッドシートのQUERY関数で数値のセルを参照する方法です。

日付を参照する場合

日付

上記の表から、I3セルに抽出条件を入力して参照し、G列が「2024/05/19」のデータを抽出します。

日付を参照する場合の、QUERY関数の記述方法は以下の通りです。

日付入力

結果を表示したいセルに、「=QUERY(A1:G9,"WHERE G>= DATE "&TEXT(I2,"'YYYY-MM-DD'"))」と入力します。

日付の場合、少しややこしくなります。まず比較演算子(=)の次に「DATE」を記述する必要があります。

また、参照元のセルは「2024/05/19」のようにスラッシュで区切っている場合も、ハイフンで区切るように「YYYY-MM-DD」とし、さらに文字列の例と同じく「' '」で囲む必要があります。これらをTEXT関数で一括して行います。

なお、参照先のI2セルもG列の値も「YYYY/M/D」形式(月と日付が1桁)になっていますが、「YYYY-M-D」のように合わせる必要はありません。

日付抽出完了

G列が「2024/05/19」のデータが表示されます。

以上が、スプレッドシートのQUERY関数で日付のセルを参照する方法です。