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スプレッドシートのピボットテーブルの計算フィールドの使い方
こちらの記事では、スプレッドシートのピボットテーブルの計算フィールドの使い方についてご紹介します。
ピボットテーブルの計算フィールドとは、どういったものなのかということや、使用する実例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ピボットテーブルの計算フィールドとは
ピボットテーブルの計算フィールドは、元データに基づいて新しい計算を追加するための機能です。データを整理し、必要な集計を行った後に、計算フィールドを追加することで、より詳細な分析が可能になります。
ピボットテーブルの計算フィールドの使い方
上記のピボットテーブルにて、元データから「売上」を「売上数」で割って、売上単価をスタッフごとに表示します。手順は以下の通りです。
①ピボットテーブル内のセルを選択して、②表示される「ピボットテーブルの編集」アイコンをクリックします。
画面右に「ピボットテーブルエディタ」が表示されるので、①「値」の『追加」』ボタンをクリックして、②「計算フィールド」を選択します。
計算フィールドに、値を算出するための式を入力します。
今回は「'売上'/'売上数'」と入力します。
計算フィールドの列が表示され、先ほど入力した数式の計算結果が表示されます。
以上が、ピボットテーブルの計算フィールドの使い方です。
計算フィールドの使用例
その他の計算フィールドの使用例は、以下の通りです。
総コストの計算
上記の表について、「プロジェクトA」、「プロジェクトB」それぞれの総コスト(材料費・労務費・運送費すべての合計)を、計算フィールドにて算出します。
「ピボットテーブルエディタ」を開いて『値』の箇所に計算フィールドを追加し、数式欄に「='材料費'+'労務費'+'運送費'」と入力します。
計算フィールドを追加するまでの工程は、上記の「ピボットテーブルの計算フィールドの使い方」内でご紹介した内容と同じです。
プロジェクトごとの総コストが表示されました。
利益率の計算
上記の表について、「商品A」、「商品B」それぞれの利益率を、計算フィールドにて算出します。
「ピボットテーブルエディタ」を開いて『値』の箇所に計算フィールドを追加し、数式欄に「=('売上'-'コスト')/'売上'」と入力します。
商品ごとの利益率が表示されました。