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Google Fitの歩数の仕組み(カウント方法)
この記事では、Google Fitの歩数の仕組みおよびカウント方法について説明します。
Google Fitでは、スマートフォンのセンサーやスマートウォッチの心拍数モニターを使用して運動量を測定し、歩数やハートポイントを記録しています。
どのような仕組みになっているのか、覚えておきましょう。
Google Fitの歩数の仕組み
Google Fitの歩数の仕組みは、デバイスによって違いがあります。スマートフォンとスマートウォッチを例にご紹介します。
スマートフォン
スマートフォンでは、加速度センサーを使用して歩数をカウントしています。スマートフォンの動きや速度を検知し、歩いていると認識して歩数がカウントされる仕組みです。
スマートウォッチ
Google Fit ヘルプには、『スマートウォッチなどのFit 対応デバイスの心拍数センサーを使用する場合は、運動中にGoogle Fit によって「ハートポイント(強めの運動)」と「歩数」が計算されます。』と記載されています。
しかし、実際には歯を磨くなど、心拍数が上がっていなくても腕の動きによって歩数がカウントされることもあります。
歩数の精度について
スマートフォンやスマートウォッチを身につけるだけで、Google Fitは歩数をカウントしてくれますが、実際の歩数と全く同じ数値ではありません。あくまでも目安として利用しましょう。
Android
AndroidのGoogle Fitアプリでは、「アクティビティの記録」をオンにすることで、スマートフォンのセンサーを使用して歩数がカウントされるようになっています。しかし、その精度についてはばらつきがあり、高いとは言えません。
例として、Google Fitと歩数計アプリ「歩数計 - 万歩計、ステップカウンター&カロリー計算」の歩数を比較した検証結果をご紹介します。
今回は、Pixel 4aに両アプリをインストールし、連携はしていません。また、Google Fitアプリでは、アクティビティの記録および位置情報の使用はオンにしています。
比較しやすいように、ウィジェットで表示します。上がGoogle Fit、下が歩数計アプリの歩数です。
1月3日(火)18:41現在では、1,352歩となっています。
しかし、その後22:03に確認すると、Google Fitが3,012歩、歩数計アプリが3,214歩となっており、Google Fitの方が202歩少なく表示されています。
次に、翌日1月4日(水)15分ほどウォーキングをした後に確認すると、両アプリとも2,564歩と表示されました。
その後16:49に確認すると、3,586歩と数値は一致しています。
しかし、21:35に再度確認すると、Google Fitが4,377歩、歩数計アプリが5,004歩と表示され、627歩の差が出ました。
日によっても誤差の範囲が違うため、歩数をしっかり管理したい方は、歩数計アプリと連携して使うことをおすすめします。
歩数計アプリと連携する方法については、下記記事をご参照ください。今回の検証に利用した「歩数計 - 万歩計、ステップカウンター&カロリー計算」と連携する手順を説明しています。
「アクティビティの記録」の確認方法については、下記記事の「ハートポイントがカウントされない(Android)」セクションをご参照ください。
iPhone
iPhoneのGoogle Fitアプリは、ヘルスケアと連携して使うため、ヘルスケアの歩数が表示されるようになっています。また、iPhoneでも、加速度センサーを使って歩数がカウントされる仕組みです。
実際に、Google Fitアプリとヘルスケアに表示される歩数を確認してみましょう。上記がGoogle Fitの歩数(2,750歩)です。
上記はヘルスケアの歩数(2,686歩)ですが、Google Fitよりも少なく表示されました。誤差が生じている原因は不明ですが、その差は64歩なので精度が低いとは言いきれません。
スマートウォッチ
スマートウォッチの歩数は、比較的多く表示されます。特に、利き腕に付けるとより歩数が多くカウントされるため、スマートフォンよりも精度は下がるでしょう。