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グーグル マップで半径の距離を指定した円を表示する方法
グーグル マップ上に「半径◯km以内」などと半径の距離を指定した円を表示できたら、もっと便利に使えると思ったことはありませんか?
難しそうに感じてしまうかもしれませんが、ツールを使えば簡単に円を描くことができます。
この記事では、グーグル マップで半径の距離を指定した円を表示する方法について詳しく説明します。
PCでもスマホでもできますので、ぜひお試し下さい。
グーグル マップの機能で円を描くことはできる?
残念ながら、グーグル マップに円を描く機能はありません。
しかし、政府関係機関や企業、個人の方が提供、公開しているマップツールを使うことで、グーグル マップに円を描いて表示することができます。
無料で利用できるマップツールもありますので、ぜひ使ってみましょう。
次項でそのツールをご紹介します。
グーグル マップで半径の距離を指定した円を表示する方法
グーグル マップに円を描くことができる無料のマップツールをご紹介します(Google Maps APIの料金の高額化により、現在無料で使用できるマップツールは減ってきており、無料で使用できても利用回数が制限されているものもあります)。
PCとスマホ、両方で利用できるツールとPCのみで利用できるツールがありますので、お使いのデバイスによってお選び下さい。
できれば、PCでのご利用をおすすめします。その方が見やすいです。
PCとスマホで利用できる
同心円
マルティスープ株式会社(MULTISOUP)が提供しているマップツールです。
ここでは、スマホでの基本的な使い方をご紹介します。
SafariやChromeなどブラウザで「同心円 multisoup」と検索し、アクセスします。
青いピンが立ったグーグル マップが表示されますので、描きたい円の中心へと青いピンをドラッグして移動させます。
青いピンを円の中心へと移動させたら、①半径を入力し、②「同心円を描画」ボタンをタップします。
半径は、希望の数値を半角数字で入力し、カンマで区切ります(デフォルトでは「1,2,3,…」のように1kmごとに円を描くことができるようになっています)。
例として、JR新宿駅を円の中心とし、半径(km)を「1,3,5,7,9」と入力すると、上記のような円を描くことができます。
半径の入力欄をスワイプすると、塗りつぶし色などの設定変更もできます。
赤の塗りつぶしが不要の場合は、①「塗りつぶし透過度」を「0」にし、②再度「同心円を描画」ボタンをタップします。
そうすると、赤の塗りつぶしがなくなります(地図に反映されない場合は、「クリア」ボタンタップした後で再度「同心円を描画」ボタンをタップして下さい)。
PCのみで利用できる
地図で見る統計(jSTAT MAP)
総務省統計局及び独立行政法人統計センターが提供しているマップツールです。
サイト自体はスマホでも見ることはできますが、途中で入力ができなくなってしまうため、PCのみで利用できるサイトとしてご紹介します。
地図で見る統計(jSTAT MAP)にアクセスし、「ログインしないでGISを始める」ボタンをクリックします。
ログインした方が利用できる機能は増えますが、まずはお試しでログインなしで使ってみましょう。
マニュアルをクリックすると、詳しい操作方法を見ることができます。
グーグル マップが表示されますので、タブの中から①「統計地図作成」、表示されたメニューの中から②「エリア作成」の順に選択します(右下の「統計地図作成」ボタンをクリックして始めることもできます)。
「エリア作成」ダイアログボックスが表示されますので、①「新規グループに追加」を選択し、②必要事項(線色などを選択)を入力し、③「次へ」ボタンをクリックします。
例として、今回は上記のように設定しています。
エリア作成方法選択画面が表示されますので、「円」を選択します。
プルダウンリストが表示されますので、「半径指定円」を選択します。
「半径指定円」ダイアログボックスが表示されますので、①「エリア名」、②半角数字で「半径(km)」を入力し、③円の中心となる地点を地図上でクリックし、④「登録」ボタンをクリックします。
今回は例として「JR大阪駅」を中心とした半径1kmの円を描きました。
さらに追加して円を描く場合は、「戻る」ボタンをクリックして同じ操作を繰り返し行います。
ログインなしで使用した場合は、登録までしかできません。
登録した地図を保存したい場合は、e-Stat(政府統計の総合窓口)でユーザ登録を行う必要があります。
グーグル地図に円を描く
個人の方が提供しているマップツールです。
こちらもサイト自体はスマホで見ることはできますが、操作がしにくいため、PCのみで利用できるツールとしてご紹介します。
グーグル地図に円を描くにアクセスします。
使い方についてはサイトに記載されていますので、簡単にご紹介します。
また、【補足】欄にも記載されていますが、一日のアクセス制限があるようですので、ご利用の際はご注意下さい。
サイトをスクロールするとグーグル マップが表示されますので、①円の中心となる地点を地図上でクリックします。
赤いピンが立ちますので、②「地図記録」ボタンをクリックします。
これで、表示中の倍率や円の中心となる地点が次回起動時も維持されます。
①「半径の単位」「線の太さ」「塗りつぶし」「中心マーカー」を設定し、②「半径」を入力し、③色を選択し、④「マーカー地点又は左記住所を中心に記録」ボタンをクリックし、⑤「作成」ボタンをクリックします。
最大で20個の円を描くことが可能です。
別のタブが開かれ、円を描いたグーグル マップが表示されます。
例として、JR京都駅を中心に、線の太さ(普通)、塗りつぶし(しない)、中心マーカー(表示)、半径2km(青)、4km(赤)、6km(黄色)、8km(マゼンタ)と設定すると、上記のように表示されます。
100%地図印刷
PC用ページとスマホ用ページを持っているサイトですが、残念ながらスマホ用ページはグーグル マップではないようです。
そのため、PCのみで利用できるサイトとしてご紹介します。
また、このマップツールはGoogleが提供しているAPIを利用しているため、利用回数制限を設けているようです。
ご利用の際にはご注意下さい。
100%地図印刷にアクセスし、円を描きたい中心地点をクリックします。
例として、「羽田空港第1ターミナル駅」を中心地点とします。
赤いピンが立ち、設定画面が表示されますので、①「半径」等を入力し、②「生成」ボタンをクリックします。
間違えてピンを立ててしまった場合は、ピンをクリックすると削除されます。
例として、「半径(2km)」「線色(青)」「線幅(2)」「等幅(なし)」で設定すると、上記の円を描くことができます。