スプレッドシートで切り取ったセルの挿入をする方法

Google スプレッドシートでは特定のセルの内容を切り取り、別のセル位置へ挿入させるような操作を行うことができます。

この操作が出来ればシート編集の柔軟性がより高まり、直感的な作業が可能となるでしょう。

この記事では、スプレッドシートで切り取ったセルの挿入をする方法を分かりやすく紹介します。

スプレッドシートでは「切り取ったセルの挿入」はできない？

Google スプレッドシートの機能は、ほとんどの場合でMicrosoft Excel（エクセル）と同じですが、切り取ったセルの挿入については異なります。

スプレッドシートとエクセル双方で言えることとしては、縦横にセル同士が並列して成立しているツールのため、セル自体を切り取り、シート上のどこかに挿入することは出来ないため、付随した列や行を切り取って挿入します。

エクセルでは、切り取った列や行をシートに既存する列や行を活かして挿入することが出来ますが、スプレッドシートにはその機能がありません。

そのため、スプレッドシートで列や行を切り取って挿入する場合は、切り取った列や行を挿入するために、予め空白の列や行を挿入して貼り付けます。

上記の通り、Google スプレッドシートで切り取ったセルの挿入をする場合、付随する列や行を切り取って挿入します。

以下より、スプレッドシートで切り取ったセル（付随する列や行）を挿入する方法を詳しく解説します。

スプレッドシートで切り取った行を挿入する場合、あらかじめ切り取りたい分の行を挿入し、切り取った行の内容を貼り付けます。

行1・2の計2行を切り取って挿入します。

切り取った行を挿入したい行の位置を選択します。

①「挿入」②「行」③「上に1行挿入」を順に選択します。

以下のショートカットキーでも、行を挿入して既存の行を下に移動することが出来ます。

OS	ショートカットキー
Windows	Alt+I,R,R (Google Chrome) Alt+Shift+I,R,R(その他ブラウザ)
Mac	Option+I,R,R (Google Chrome) Option+Shift+I,R,R (その他ブラウザ)

計2行を挿入するので、こちらのSTEP2を2回行います。

行が挿入されました。

切り取りたい行を選択してCtrlキーを押しながらXキーを押して切り取ります。

挿入した行を選択してCtrlキーを押しながらVキーを押して貼り付けます。

切り取った行を挿入することが出来ました。

スプレッドシートで切り取った列を挿入して列を入れ替える場合、あらかじめ切り取りたい分の列を挿入し、切り取った列の内容を貼り付けます。

切り取った列を挿入したい列の位置を選択します。

①「挿入」②「列」③「左に1列挿入」を順に選択します。

以下のショートカットキーでも、列を挿入して既存の列を右に移動することが出来ます。

OS	ショートカットキー
Windows	Alt+I,C,C (Google Chrome) Alt+Shift+I,C,C (その他ブラウザ)
Mac	Option+I,C,C (Google Chrome) Option+Shift+I,C,C (その他ブラウザ)

列が挿入されました。

切り取りたい列を選択してCtrlキーを押しながらXキーを押して切り取ります。

挿入した列を選択してCtrlキーを押しながらVキーを押して貼り付けます。

切り取った列を挿入することが出来ました。