公開日：2024/05/21

スプレッドシートの特定のセルの更新で通知（メール送信）する方法

Google スプレッドシートでは特定のセル、あるいはシートが更新（編集）された際にメールでユーザーに通知をすることが出来ます。

この記事では、スプレッドシートで特定のセルやシートが更新された際に通知（メール送信）する方法を分かりやすく紹介します。

スプレッドシートの特定のセルの更新で通知（メール送信）する方法

Google スプレッドシートで特定のセルの更新（編集）があった際に通知（メール送信）する場合、Google Apps Script（GAS）でスクリプトを作成します。

以下より、スプレッドシートで特定のセルの更新で通知（メール送信）する方法を詳しく解説します。

特定のセルが更新されたら通知（メール送信）する

Google スプレッドシートで特定のセルの更新（編集）があった際に通知（メール送信）するスクリプトをGASで作成する場合、メニューバーにある拡張機能から行います。

作成したスクリプトを、トリガー（発動する際の条件）で設定することで、特定のセルが更新された際に即座にメールで通知を受けることが出来ます。

A1のセルが更新（編集）された時にメールで通知することを条件としてGASでスクリプトを作成します。

①「拡張機能」、②「Apps Script」を順に選択します。

「新しいプロジェクト」ボタンをクリックします。

「無題のプロジェクト」という名前になっているので、後に分かりやすいように名前を変更します。

名前を変更をクリックします。

①プロジェクトタイトルを入力し、②「名前を変更」ボタンをクリックします。

プロジェクトタイトルを「セル更新でメール通知」としております。

下記のGASスクリプトをコピーして貼り付けます。

指定せるセルもしくは範囲が更新（編集）された際に、指定したメールアドレス宛に通知を送信するスクリプトです。

// 編集イベントハンドラ
function onEdit(e) {
  // 編集された範囲を取得
  var range = e.range;
  var sheet = range.getSheet();
  
  // 編集された範囲のアドレス
  var editedRange = range.getA1Notation();
  
  // 監視したい範囲を指定（例：A1:B10）
  var monitoredRange = sheet.getRange('A1:B10');
  
  // 編集された範囲が監視範囲内にあるか確認
  if (range.getColumn() >= monitoredRange.getColumn() &&
      range.getColumn() <= monitoredRange.getLastColumn() &&
      range.getRow() >= monitoredRange.getRow() &&
      range.getRow() <= monitoredRange.getLastRow()) {
    
    // 通知するメールアドレスを指定
    var emailAddress = 'your-email@example.com';
    
    // メールの件名と本文を設定
    var subject = 'スプレッドシートのセルが編集されました';
    var body = 'セル範囲 ' + editedRange + ' が編集されました。\n' +
               '編集後の値: ' + range.getValue() + '\n' +
               'シート名: ' + sheet.getName();
    
    // メールを送信
    MailApp.sendEmail(emailAddress, subject, body);
  }
}