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スプレッドシートで数式が反映されない場合

こちらの記事では、スプレッドシートで数式が反映されない場合の対処法をご紹介します。

数式が反映されないという場合、何かしらにミスや意図の通りになっていない設定を施してしまっていることがほとんどです。

ミスをしてしまいやすいポイントや、トラブルが発生した場合の対処法をご紹介します。数式が反映されずに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スプレッドシートで数式が反映されない場合

以下の内容について、上から順次確認し対処してみてください。

数式の構文が間違っている

基礎的な内容にはなりますが、今一度、数式の入力ミスを確認しましょう。以下にて、間違いやすいポイントをご紹介します。

記号・数字は半角で記述する

スプレッドシートに入力する計算式は、基本的にすべて「半角」で入力します。全角で入力されていると、数式は正しく反映されません。

数字のほかにも、「=」イコールや、「()」括弧、「,」カンマなど、頻繁に使う記号も、見た目にはわかりにくいため、誤って全角で入力しがちです。入力時に半角での入力を意識して、ミスがないようにしましょう。

参照元の数値も半角にする

全角

数式の中でセルを参照している場合、その参照先のセルに入力されている数字が半角英数でないと、正しく数式が反映されません。

特に理由がない限り、数字は半角で入力することを癖づけることをおすすめします。全角の数字で入力されている場合、デフォルトで左寄せに表示されます。見分けるポイントですので活用してみてください。

構文の順番に気を付ける

構文の構成にも気を付けましょう。構文の構成とは、関数の括弧内の記述において、どの順番でどの内容を表記するか、ということです。

例えば、SUMIF関数であれば、以下のように構文が構成されます。

=SUMIF(条件範囲,条件,合計範囲)

仮に、条件範囲と合計範囲を逆に記述していた場合、当然ですが意図したとおりの結果は反映されません。

使用している関数の正しい構文を今一度見直して、間違いがあれば修正しましょう。

絶対参照が記述されている

絶対参照の説明

絶対参照は、上記画像のように$マークを入力します。この$マークは、固定している対象の前に入力します。

固定することで、規則性のある数列や文字列をドラッグ操作によって自動入力する「オートフィル機能」を利用する際、絶対参照を利用した箇所は、ずれることがありません。

この絶対参照を記述する位置が間違っていたり、意図せず入力されている場合、求める計算結果は表示されません。今一度見直してみてください。

演算子の場合は掛け算に注意

演算子で計算をする場合、掛け算は、足し算や引き算とは異なり、「+」や「-」ではなく、演算子として「*」(アスタリスク)を使うことも多いので、間違いやすいです。

データの形式があっていない

データの形式があっておらず、数式の結果が正しく反映されていない可能性があります。以下にて、表示形式の変更方法をご紹介します。

表示形式を変更

表示形式を変更したい範囲を選択し、②画面上部のメニューから「表示形式」をクリックして、③表示される一覧から「数字」をクリックし、「数値」を選択します。

変更完了

以上の操作により、表示形式の変更が完了します。

条件付き書式に何らかの設定を施している

条件付き書式に何らかの設定を施していること原因で、数式の結果が正しく反映されていない可能性があります。以下にて、条件付き書式を削除する方法をご紹介します。

メニュー

条件付き書式を見直したいセルを選択し、②画面上部のメニューから「表示形式」をクリックして、③「条件付き書式」をクリックします。

削除アイコン

画面右に「条件付き書式設定のルール」という画面が表示されます。現在設定されているルールの一覧が表示されるので、削除したいルールの「削除」アイコンをクリックします。

完了

削除が完了します。以上が、設定済みの条件付き書式の削除方法です。

デバイス・ブラウザにトラブルが発生している

上記の対処を行ったうえで、スプレッドシートの数式が反映されない場合、使用しているデバイスやブラウザに、なんらかのアクシデントが発生していることも考えられます。

その際は以下の記事内で紹介している、「その他ブラウザ・デバイス内のトラブルへの対処」で記載している内容と、同じ対処を行ってみてください。

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