スプレッドシートの条件付き書式が反映されない場合

Google スプレッドシートで条件付き書式を設定している際、色が変更されない、一部のセルだけ適用されないなど、様々なことが原因となり、設定が反映されないことがあります。

この記事では、スプレッドシートの条件付き書式が反映されない場合の原因と対処法を、分かりやすく紹介します。

Google スプレッドシートで、条件付き書式が反映されない場合の原因としては、以下のとおりとなります。

それぞれの原因における対処法を、以下より詳しく解説します。

Google スプレッドシートで条件付き書式を設定する際、正しい操作手順を踏めていないと、設定がうまく反映されません。

特に、以下のような事例で条件付き書式が反映されないことが多くあるので、注意が必要です。

事例ごとに、以下より詳しく解説します。

条件付き書式が適用される範囲を選択する際に、間違った範囲を指定している可能性があります。

特に、列や行を指定する際に、1つのセルしか選択していないといった誤りが多くあります。

条件付き書式が反映されなかった際は、データ範囲の選択に誤りがないか確認しましょう。

条件付き書式が適用される条件を入力する際に、間違った条件を入力している可能性があります。

特に、違った文字列をカスタム数式に入力してしまっていることが多くあります。

例えば「○を〇と入力」「カナをｶﾅと入力」「事例１を亊例 1と入力」などです。

条件付き書式が反映されなかった際は、条件の文字列に誤りがないか確認しましょう。

複数の条件付き書式を同範囲内に設定している場合、他の設定ルールより優先順位が低く、反映されていない可能性があります。

条件付き書式が反映されなかった際は、設定ルールの優先順位を確認し、必要であれば順位を上位にしましょう。

以下の記事にある「複数の条件付き書式を設定する」で、設定ルールの優先順位を上位にする方法を解説しています。

カスタム数式を利用して、条件付き書式を設定する場合、数式の入力は、すべて半角である必要があります。

全角で英数や記号を入力すると数式が反映されないので注意が必要です。

条件付き書式が反映されなかった際は、カスタム数式内に全角の文字が混在していないか確認しましょう。

カスタム数式を利用して、条件付き書式を設定する場合、セルや範囲を数式内で指定する際に、場合によってはセル名の頭に「$」を付けなければいけません。

この記号は固定記号を意味するため、特定のセルを指定するために必要になります。

条件付き書式が反映されなかった際は、カスタム数式内で指定しているセル名における「$」の有無を確認しましょう。

カスタム数式を利用して、条件付き書式を設定する場合、念頭に入れておかなければいけないのが、そもそもIF関数が採用されているということです。

そのため「=IF」のような数式は成立しませんので注意してください。

以下の記事にて、条件付き書式におけるIF関数について詳しく解説しています。

Google スプレッドシートで、条件付き書式が反映されない場合の原因として挙げた、その他の原因における対処法については、以下の記事にて詳しく紹介しています。