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YouTube プレミアムの動画ダウンロード(一時保存)方法
この記事では、YouTube プレミアムの動画ダウンロード(一時保存)方法をご紹介します。
YouTubeプレミアムに登録すると「オフライン再生」と呼ばれる、動画を一時的に保存してインターネット接続がない状態でも再生できるようにする機能を使うことができます。
動画の画質や保存期間、保存先の設定方法などについてご説明しています。
YouTube プレミアムのダウンロードは違法?
YouTube プレミアムの「オフライン再生」の機能を使用してのダウンロードは違法ではありません。
ただし、「オフライン再生」機能以外の方法でダウンロードすることはYouTubeの利用規約や法律で禁止されています。
下の画像は、YouTubeの利用規約の一部を抜粋したものです。
禁止事項の中に「ダウンロード」が含まれています。
YouTubeにアップロードされた動画を無断でダウンロードすることは規約違反ということになります。
また平成24年10月より違法ダウンロードの刑事罰化が施行されたため、YouTubeに違法アップロードされている動画や音楽を、違法にアップロードされていることを知りながらダウンロードした場合も刑事罰が課されるようになりました。
詳しくは平成24年10月1日施行 違法ダウンロードの刑事罰化についてをご参照ください。
公式チャンネルなどで正式にアップロードされている動画や音楽についてはダウンロードできるということになりますが、先ほどご説明したように「ダウンロード」自体をYouTubeは禁止しています。
まとめますと、以下のようになります。
- YouTubeでは動画や音楽のダウンロードを禁止している(利用規約違反)
- 違法アップロードの動画や音楽を違法と知りながらダウンロードすると刑事罰が課される(違法)
- YouTube プレミアムのオフライン再生の機能を使ったダウンロードは可能
YouTube プレミアムの一時保存の方法以外でダウンロードすることは控えましょう。
ダウンロード動画の画質について
オフライン保存する動画の画質については以下の4つのうちから指定することができます。
- フル HD(1080p)
- 高画質(720p)
- 中画質(360p)
- 低画質(144p)
以下ではiPhoneアプリとパソコンでそれぞれ画質を指定する方法をご紹介します。
iPhoneアプリの場合
iPhoneアプリの場合は、ダウンロードの途中で上の画像のような画面が出て画質を選択することができます。
方法の詳細については下記「YouTube プレミアムの動画ダウンロード(一時保存)方法」セクションをご参照ください。
パソコンの場合
パソコンで動画を一時保存する際に、ダウンロード画質を指定する方法は以下のとおりです。
iPhoneやAndroidスマートフォンのブラウザからYouTubeを開いて、画質を指定する場合も同様の手順になります。
任意のブラウザでYouTubeを開き、①アカウントのアイコン、②設定の順に選択します。
①オフラインを選択します。
②「オフライン保存の設定の管理」で任意の画質(例:中画質)選択すると、動画を一時保存するたびに選択した画質で保存できます。
「毎回確認する」を選択すると、動画ごとに画質を選択することも可能です。
オフライン保存するときのストレージの容量
オフライン再生のために動画を一時保存する場合は、デバイスごとに保存が行われます。
そのためデバイスのストレージ容量が少なくなっている場合は、動画の一次保存ができないためご注意ください。
以下ではiPhoneアプリのYouTubeで容量確認する方法をご紹介します。
YouTubeアプリを起動して、アカウントのアイコンをタップします。
設定をタップします。
「設定」画面が表示されます。
バックグラウンドとオフラインをタップします。
「バックグラウンドとオフライン」の画面が表示されます。
画面下部にデバイスのストレージが表示されます。
これでストレージ容量を確認することができました。
保存期間はいつまで?
一時保存した動画は30日間保存されます。
オフラインの状態が30日を超えると動画は削除されます。
ただし、30日以内にYouTubeアプリをインストールしているデバイスをインターネットに繋げば期間がリセットされて、さらに30日間動画が保存されます。
iPhoneでダウンロードのオフライン保存先を設定する
オフライン再生の動画の保存先はiPhoneでは指定することができません。
オフライン再生のための「一時保存」は、動画をファイルとしてデバイスにダウンロードするものではなくYouTubeアプリに動画のデータを保存するものになります。
そのため、動画のデータの保存先を指定することができません。
以下は、YouTubeヘルプのYouTube 動画のオフライン再生に関するよくある質問を抜粋したものです。
上の画像に「ギャラリーには表示されません。」とあるように、一時保存したデータは「保存」はされますが、動画そのものが保存されるわけではなくアプリ内に動画のデータが保存される形になります。
ただし、Androidであればデータの保存先を内蔵ストレージにするかSDカードにするかを選択することができます。
以下ではAndroidのスマートフォンで動画データの保存先を設定する方法をご紹介します。
YouTubeアプリを起動し、画面右上のアカウントのアイコンをタップします。
設定をタップします。
「設定」画面が表示されます。
バックグラウンドとオフラインをタップします。
「バックグラウンドとオフライン」の画面が表示されます。
「SD カードを使用する」をタップすることで、一時保存の動画データをSDカードに保存することができます。
ただしSDカードに保存先を変更した場合も動画そのものがファイルとして保存される訳ではないため注意しましょう。
内蔵ストレージに保存したい場合は、再度「SD カードを使用する」をタップすることでSDカードへの保存をオフにできます。
保存した動画をオフラインで再生する方法については、以下「iPhoneでダウンロードのオフライン保存先を設定する」セクションをご参照ください。
PC(パソコン)でオフライン保存先を設定する
パソコンやブラウザからオフライン再生のための一時保存の保存先を設定することはできません。
パソコンで動画を一時保存した場合は、ブラウザのキャッシュのような機能でブラウザそのものにデータが保存されます。
パソコンのストレージに動画ファイルが保存されることはありません。
保存した動画をオフラインで再生する方法については、以下「PC(パソコン)でオフライン保存先を設定する」セクションをご参照ください。
YouTube プレミアムの動画ダウンロード(一時保存)方法
YouTube プレミアムで動画をダウンロード(一時保存)する方法をご紹介します。
任意の動画を開いて、オフラインをタップします。
「オフライン動画の画質」ダイアログボックスが表示されます。任意の画質(例:フル HD)を選択し、②一時保存ボタンを押します。
一時保存が完了し、赤い矢印で示した部分に「一時保存済」と表示されます。
試しに登録した動画を確認してみましょう。①ライブラリ、②オフラインの順にタップします。
一時保存済みの動画が一覧で表示されます。再生したい動画をタップします。
デバイスのWi-Fiをオフにしましょう。iPhoneの場合はiPhone 8以前をお使いの方は画面を下から上にスライド、iPhone X以降をお使いの方は右上から下に向かってスライドしてコントロールセンターを開きWi-Fiをタップしてオフにします。Androidの場合もWi-Fiのマークをタップしてオフにしましょう。
これで、ネットワークに接続していない場合でもオフラインで動画を再生することができます。
PCでのYouTube プレミアムの動画ダウンロード(一時保存)方法
ブラウザでYouTube プレミアムの動画をダウンロード(一時保存)する方法をご紹介します。
任意のブラウザでYouTube プレミアムにログインし、保存したい動画を開きます。
オフラインを選択します。
「一時保存済」というメッセージがポップアップで表示されれば、問題なく動画を保存できています。
試しに保存した動画をオフラインで再生してみましょう。
①画面左上の横三本線、②オフライン、③オフライン再生したい動画の順に選択します。
①デスクトップ右下のクイック設定、②Wi-Fiの順に選択し、インターネット接続をオフにします。
お使いのパソコンやOSのバージョンによってWi-Fiを切る方法は異なりますのでご注意ください。
オフライン保存した動画はWi-Fiやインターネット接続を切った状態でも、上の画像のように再生することができます。
ダウンロード動画の削除方法
一時保存した動画の削除方法は以下のとおりです。
ライブラリをタップします。
オフラインをタップします。
一時保存した動画が一覧で表示されます。
削除したい動画の右端にある縦に3つ並んだ点をタップします。
削除画面が表示されます。
保存済みコンテンツから削除をタップします。
これで一時保存した動画を削除することができました。
YouTube プレミアムの解約後のダウンロードについて
YouTube プレミアムでの動画の一時保存は、YouTube プレミアムに加入している期間でのみダウンロードとオフライン再生ができます。
YouTube プレミアムの登録を解除して、利用可能期間を過ぎればダウンロードもオフライン再生もできなくなります。
ダウンロード保存ができない場合
YouTube プレミアムで動画が保存できない場合の対処法については以下のとおりです。
有効期限が切れている
ダウンロード保存ができない場合は「有効期限が切れている」「YouTube プレミアムを登録したアカウントでログインできていない」などの可能性があります。
これらの対処法については、以下の記事をご参照ください。
ライブ配信中の動画を保存しようとしている
ライブ配信中の動画は保存することができません。
上の画像はライブ配信中の動画ですが、赤い矢印で示した部分に表示される一時保存を行う案内が表示されていません。
ライブ配信中の動画を保存したい場合は、ライブ配信が終了しアーカイブの動画が公開されるのを待ちましょう。