YouTube動画・音楽ダウンロードで個人利用は合法？違法？著作権について

この記事ではYouTubeの動画や音楽をダウンロードし個人利用することが違法になるのかを、著作権法なども含めてご説明します。

法律の基本的な知識を持って、正しく動画や音楽を利用しましょう。

YouTubeの動画や音楽をオフラインで楽しむ方法もご紹介しています。

YouTubeの動画や音楽をダウンロードし個人利用することが違法になるかどうかについて、現行の著作権法やYouTubeの利用規約をもとにご説明します。

まずは、Web上にアップロードされている動画や音楽を「ダウンロード」することは違法か、という点についてご説明します。

令和3年1月1日の著作権法改正により、「違法でアップロードされたコンテンツ」だと知りながらダウンロードすることが違法化・刑事罰化されました。

個人利用の場合でも罰せられます。

「親告罪」であるため、著作権者が告訴を行わなければ罪に問われることはありませんが、問題になる可能性が高いため違法にアップロードされたコンテンツはダウンロードしないようにしましょう。

ただし公式でアップロードされている動画など、「合法コンテンツ」をダウンロードすることは可能です。

現行の著作権法では「公式にアップロードされた動画や音楽」をダウンロードすることは可能です。

ただし、YouTubeの利用規約としては「コンテンツのダウンロード」そのものが禁止されています。

上の画像は、YouTubeの利用規約の「許可と制限事項」から一部を抜粋したものです。

YouTubeの利用規約では上記の赤線で示した箇所でわかるように、「ダウンロード」を禁止しています。

そのため、YouTubeにアップロードされた動画や音楽は公式・非公式を問わずダウンロードすることができません。

もしも「YouTubeの動画や音楽をオフラインで楽しみたい」という理由でダウンロードしたいのであれば、YouTube Premiumへの加入がおすすめです。

YouTube Premiumについては下記「YouTubeのコンテンツをオフラインで視聴したい場合」セクションでご紹介しています。

例外的に、投稿者がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを適用させている場合であればYouTubeでも動画や音楽のダウンロードが可能です。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス（CCライセンス）とは、著作権を保持したまま他者に動画を使用してもらえるようにする著作権のルールです。「クリエイティブ・コモンズ」という国際非営利団体が運営しています。

CCライセンスが適用された動画や音楽については、投稿者の設定したルールを守った上でダウンロードすることが可能です。

以下ではクリエイティブ・コモンズが適用された動画や音楽を探す方法をご紹介します。

クリエイティブ・コモンズが適用された動画や音楽を探す方法をご紹介します。

今回はパソコン版での方法を例にあげます。

YouTubeのトップページにアクセスし、任意のキーワード（例：自然）で検索します。

検索結果が表示されたら、画面右上の「フィルタ」をクリックします。

「検索フィルタ」ダイアログボックスが表示されました。

「特徴」の「クリエイティブ・コモンズ」をクリックします。

すると検索結果が「クリエイティブ・コモンズ」が適用された動画のみになります。

クリエイティブ・コモンズが適用された動画は、動画プレーヤーの下に「ライセンス」の表示が追加されています。

YouTubeのコンテンツをオフラインで視聴したい場合

「YouTubeの動画や音楽をオフラインで楽しみたい」ということであれば、YouTube PremiumもしくはYouTube Music Premiumへの加入がおすすめです。

YouTube Premiumは様々な機能が使える有料版のYouTubeで、「一次保存」の機能を使えばオフラインで動画や音楽をストリーミング再生できます。

以下の記事では、 YouTube Premiumの詳細をお伝えしています。YouTube Premiumに加入すればYouTube Music Premiumを追加料金無しで利用可能です。

YouTube Music Premiumについては以下の記事をご参照ください。

YouTube Music Premiumの使い方や、YouTube Premiumとの違いなどをご紹介しています。