Google フォトとiCloudの比較や移行について

iPhoneユーザーの方は、標準機能であるiCloudとGoogle フォトにどのような違いがあるのか、どちらを利用した方がいいのかなど、いろいろ考えたことはありませんか？

この記事では、Google フォトとiCloudの容量や有料プランの価格を比較してご紹介しますので、2つのサービスの違いについて見てみましょう。

また、Google フォトとiCloudの併用や移行方法も説明しますので、ご参照ください。

Google フォトとiCloudの容量や価格比較

Google フォトとiCloudはどちらも無料で使えますが、容量や有料プランの価格はどうなっているのでしょうか？

2つのサービスを比較して見てみましょう。

iCloudは、iPhoneの設定アプリで「iCloud写真」をONにするだけでバックアップできることが魅力ですが、無料で使える容量は5GBしかありません。そのため、写真や動画の数によってはすぐにいっぱいになってしまうため、有料プランへの加入が必要となるでしょう。

それに対し、Google フォトはGmailやGoogle ドライブと共有ですが、無料で15GBまで利用できるので、写真はiCloud、動画はGoogle フォトへ保存するというように併用して使うことがおすすめです。

ただし、iCloudはAndroidユーザーの方は利用できません。もし、機種変更でAndroidを使うことになったら、Google フォトの方が使いやすいでしょう。

iCloudからGoogle フォトへ移行するには、Google フォトアプリが必要になります。

App Storeからインストールしましょう。

その後の手順は、下記記事の「Google フォトの引き継ぎをするので機種変更後に行うこと」で説明しています。

Googleにログインする際は、iCloudから移行したいGoogle アカウントを入力してください。

写真の枚数が多い場合は、バックアップに多少時間がかかりますが、終わるまで待ちましょう。

また、アルバムは移行できません。Google フォトで再度作成する必要があります。

iCloudからGoogle フォトへの移行が完了したら、必要に応じてiPhoneに保存している写真を削除しましょう。

iPhoneからまとめて削除する場合は、下記記事の「Google フォトの写真を端末から削除する方法」をご参照ください。

iCloudでは、写真や動画のコピーをGoogle フォトへ転送できる新サービスが開始されました。このサービスを利用して、iCloudからGoogle フォトへ移行することもできます。

ただし、転送処理には3～7日程度かかると言われており、Apple IDで2ファクタ認証を使っていることなどの条件もあります。

詳細はApple サポートをご参照ください。

Google フォトだけ使っている方は、iCloud写真がOFFになっていると思いますので、まず設定を変更します。

iPhoneで設定アプリを開き、「写真」を選択します。

「iCloud写真」をONにします。ONにすると「iPhoneのストレージを最適化」も有効となります。

これは、iPhoneの空き容量が少なくなった場合に、デバイス本体に圧縮して保存する機能です。フル解像度の写真は、iCloudからいつでもダウンロードできるので問題ありません。

Google フォトに保存してある写真がiPhoneにも保存されている場合は、これで移行完了となります。iPhoneに写真を保存していない場合は、次の「iPhone本体へのダウンロード方法」へお進みください。

iCloudへの移行完了後、必要に応じてGoogle フォトアプリをアンインストールしてください。Google フォトアプリの写真を削除すると、iPhoneに保存している写真も削除されますのでご注意ください。

また、アルバムは移行されませんので、再度作成する必要があります。

Google フォトの写真や動画をiPhone本体に保存していない場合は、ダウンロードする必要があります。

Google フォトからiPhoneへダウンロードする方法は、下記記事の「スマホ（iPhone）へ一括ダウンロードする」でご紹介していますので、ご参照ください。

アーカイブしている写真や動画も確認し、必要であればダウンロードしましょう。