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スプレッドシートのフィルター関数の使い方

こちらの記事では、スプレッドシートのフィルター関数の使い方について詳しくご紹介します。

そもそも、フィルター関数とはどういった関数なのか、関数が使えない場合のトラブルシューティングについてもお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

フィルター関数(FILTER関数)とは?

フィルター関数(FILTER関数)とは、あるデータ範囲の中から、数式によって指定した条件にあったデータを抽出する関数です。結果がリストで表示されるのが便利なポイントです。

フィルター関数の構文は以下の通りです。

=FILTER(配列,条件)

配列

範囲

フィルタをかける「データ範囲」を入力します。例えば(A2:E9)のように指定します。

このとき、データ範囲には、最上部のタイトル行は含めないように注意してください。

条件

条件

抽出条件を入力します。条件範囲はデータ範囲内の行もしくは列を指定しないとエラーが起きるので注意してください。

例えば、A2:E9とデータ範囲を指定した場合、C2:C9と条件範囲を指定しないとエラーになります。カンマで区切ることによって、複数条件を設定することもできます。

スプレッドシートのフィルター関数の使い方

続いて、スプレッドシートのフィルター関数の使い方を例を用いて紹介します。

原本

上記の画像の表から、一定の条件のもと、関数を用いて情報を抽出します。

ひとつの条件で絞り込む

一つの条件を入力

まずは、ひとつの条件で抽出する方法をご紹介します。今回は「取扱店舗」が「東店」の情報を抽出します。

抽出結果を表示したいセルに、「=FILTER(A2:E9,C2:C9="東店")」と入力します。

抽出完了

情報が抽出されます。以上が、FILTER関数を用いて、ひとつの条件で情報を抽出する方法です。

複数条件で絞り込む

複数の条件を入力

つづいて、複数の条件で抽出する方法をご紹介します。今回は「取扱店舗」が「東店」かつ、「産地」が「北海道」の情報を抽出します。

抽出結果を表示したいセルに、「=FILTER(A2:E9,C2:C9="東店",D2:D9="北海道")」と入力します。

複数の条件を絞り込みたい場合は、ひとつ目の条件の後に、カンマでふたつ目の条件を入力します。

抽出完了

情報が抽出されます。以上が、FILTER関数を用いて、複数の条件で情報を抽出する方法です。

フィルター関数が使えない場合

最後に、フィルター関数が使えない場合の対処法をご紹介します。

範囲指定に誤りがないか確認する

エラー

FILTER関数を使用する際に一番多いミスが、範囲指定です。

最初に指定する範囲のほか、条件を指定するときの参照範囲の入力ミスはよくあります。

エラー表示が出てしまった際は、まずは入力した関数をよく見直してみてください。

タイトル行を範囲に含めているケース

タイトル

タイトルの行を範囲に含めてはいけません。この表から情報を抽出する場合は、範囲を「A1:E9」にせず、「A2:E9」と指定します。

また、条件を入力する際も、1行目からではなく、2行目から指定しましょう。