スプレッドシートのグラフの系列を追加できない場合

通常、グラフエディタの「系列」という項目からグラフに系列を追加することができます。

しかし、円グラフなど一部のグラフは、そもそも系列に対応していないため、グラフエディタに「系列」という項目が表示されません。

試しに、円グラフのグラフエディタを確認してみます。

①グラフを選択し、②グラフ内の右上にある縦に並んだ「…」ボタンを押します。

「グラフを編集」を選択します。

画面右側に「グラフエディタ」が表示されましたが、「系列」という項目はありません。

このように、円グラフなどでは「系列」という項目が表示されないため、グラフに系列を追加したい場合には、適切な種類のグラフに変更しましょう。

①「グラフエディタ」の「グラフの種類」のプルダウンを開き、②系列に対応しているグラフ（例：折れ線グラフ）を選択します。

グラフの種類を変更したため、「グラフエディタ」に「系列」という項目が追加されました。

それでは、グラフに系列を追加してみます。

①「系列を追加」ボタン、②「データ範囲の選択」ボタンを順に押します。

また、「系列を追加」ボタンを押した際に、自動認識された範囲のデータが（例：日付、商品A、商品B、商品C ）候補として表示されることがあります。

表示された候補を選択して系列を追加することもできますが、自動認識の範囲が間違っていることもあるため、手動で範囲を指定することをお勧めします。

「データ範囲の選択」ダイアログボックスが表示されました。

①ダイアログボックスが表示されている状態で、系列として追加したいデータ（例：C1セルからC13セル）を選択します。

ダイアログボックスに選択した範囲がシート名を含めて正しく記載されていることを確認し、②「OK」ボタンを押します。

「グラフエディタ」の「系列」にデータが追加され、グラフにも追加したデータが正しく表示されています。

グラフに系列を追加することができました。

上記画像の表では、「商品A」のデータは数値として認識されていますが、「商品B」「商品C」のデータは文字列として認識されてしまっています。

このように、誤った表示形式でデータが認識されてしまっている場合には、グラフに系列を追加することができません。

試しに、系列の追加を行ってみます。

①グラフを選択し、②グラフ内の右上にある縦に並んだ「…」ボタンを押します。

「グラフを編集」を選択します。

画面右側に「グラフエディタ」が表示されました。

①「設定」を選択し、②「系列を追加」ボタン、③「データ範囲の選択」ボタンを順に押します。

「データ範囲の選択」ダイアログボックスが表示されました。

①ダイアログボックスが表示されている状態で、系列として追加したいデータ（例：C1セルからC13セル）を選択します。

しかし、ダイアログボックスに「無効な種類が含まれています」と記載されてしまい、系列の追加を行うことができません。

このような場合には、データの表示形式を正しいものに変更してから再度、系列の追加を行います。

②「キャンセル」ボタンを押し、ダイアログボックスを閉じます。

①表示形式を変更するデータ（例：C2セルからD13セル）、②「表示形式」タブの順に選択します。

①「数字」を選択します。

数値データの表示形式が一覧で表示されました。

この際に「書式なしテキスト」にチェックマークが付いている場合は、数値データが文字列として認識されています。

②「自動」を選択し、数値データの表示形式を変更します。

データの表示形式を正しいものに変更できました。

それでは、改めてグラフに系列の追加を行います。

①グラフを選択し、②グラフ内の右上にある縦に並んだ「…」ボタンを押します。

「グラフを編集」を選択します。

画面右側に「グラフエディタ」が表示されました。

①「設定」を選択し、②「系列を追加」ボタン、③「データ範囲の選択」ボタンを順に押します。

「データ範囲の選択」ダイアログボックスが表示されました。

①ダイアログボックスが表示されている状態で、系列として追加したいデータ（例：C1セルからC13セル）を選択します。

ダイアログボックスに選択した範囲がシート名を含めて正しく記載されていることを確認し、②「OK」ボタンを押します。

「グラフエディタ」の「系列」にデータが追加され、グラフにも追加したデータが正しく表示されています。

グラフに系列を追加することができました。