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三峡ダムをグーグル マップで見る方法
観光エリアとしても人気の中国・湖北省にある「三峡(さんきょう)ダム」。
世界最大級の水力発電所でもありますが、グーグル マップの航空写真に写っている三峡ダムがとんでもないことになっている、と一時期ウワサされていました。
なぜ、そのような情報が出たのか、この記事で詳しく説明していくとともに、グーグル マップで現在の三峡ダムを見る方法をご紹介します。
なぜ三峡ダムなのか?
三峡ダムは、1993年に着工し、2009年に完成した重力式のコンクリートダムです。
ダム湖の貯水量は琵琶湖よりも多く、万が一決壊すると中国の国土の4分の1が水没、約6億人の被災者を出すことになると想定されているようです。
その三峡ダムが「崩壊するのではないか?」という情報が2019年に流れました。
なぜ三峡ダムが崩壊すると言われたのか、その理由はグーグル マップの航空写真に写った三峡ダムの姿でした。
まっすぐではなく、歪んでいたからです。
「41メートルも曲がっている」「このままだと崩壊する」とツイッターなどでも騒がれていたようです。
しかしその後、グーグル マップの航空写真は複数の写真から合成されるため、歪んで写ってしまったのではないか?との見方が強く、崩壊するには至っていません。
また、現在の三峡ダムを航空写真で見ても歪んでいません。
まっすぐなものが歪んで見える例として「滑走路」もあげられます。
これは成田空港の滑走路ですが、明らかに歪んで見えます。
これも、複数の写真を合成する際の補正の段階で出てしまったものと思われます。
三峡ダムをグーグル マップで見る方法
現在の三峡ダムをスマホ(iPhone)で見る方法をご紹介します。
「Google Maps」をタップして開きます。
検索ボックスをタップします。
検索ボックスに①「三峡ダム」と入力し、表示された検索結果の②「長江三峡」をタップします。
長江三峡の地図が表示されますので、右上のアイコンをタップします。
地図の種類の中から「航空写真」を選択します。
これで、現在の三峡ダムの航空写真を見ることができます。そして、歪んでいないことがわかります。
縮小して三峡ダムの全体を見ても、歪んでいません。