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スプレッドシートのINDIRECT関数で別シートからデータを参照する方法

Google スプレッドシートのINDIRECT関数で別シートからデータを参照する方法についてご紹介します。

INDIRECT関数は、文字列で指定されたセルの値を出力する関数で、位置が分かる特定のセルの文字列を抽出したいときに利用できます。

別のシートを参照する方法も非常にシンプルですので、ぜひ活用してみてください。

スプレッドシートのINDIRECT関数で別シートからデータを参照する方法

スプレッドシートのINDIRECT関数で別シートからデータを参照する方法をご紹介していきます。

抽出元の表

上記の「シートB」というシートにある表から、INDIRECT関数を使って「売上」の数字を別シートに抽出します。

式を入力

上記の表が記載されているシートとは別のシートで、=INDIRECT("シートB!B2")」と入力します。

ポイントは、セルの記述の前に、表が記載されているシート名+「!(感嘆符)」を入力することです。

完了

データが抽出されます。以上が、スプレッドシートのINDIRECT関数で別シートからデータを参照する方法です。

別シートの範囲を参照

INDIRECT関数は、別シートの範囲自体を丸ごと参照することもできます。手順は以下の通りです。

範囲指定

結果を抽出したいセルに、=INDIRECT("シートB!A1:B4")」と入力します。

ポイントはシート名の後に、セルではなく、抽出したい範囲を入力することです。

範囲を抽出

結果が抽出されます。以上が、INDIRECT関数を使って別シートの範囲を参照する方法です。

シート名を動的に参照

INDIRECT関数は、指定するシート名を能動的に参照する(シート名が記述されているセルを指定する)こともできます。手順は以下の通りです。

セルを指定

A1セルにシート名が入力されているとして、そのシートのB2セルを参照するという指示を関数にします。

結果を抽出したいセルに、=INDIRECT(A1&"!B2")」と入力します。

表示

結果が抽出されます。以上が、INDIRECT関数を使う際にシート名を動的に参照する方法です。

INDIRECT関数を使って別シートで重複を抽出する

INDIRECT関数と条件付き書式機能を用いることで、スプレッドシートで重複抽出を別シートで行うこともできます。

以下の記事にて、詳しい手順を解説しています。

スプレッドシートで重複抽出を別シートで行う方法