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Google 翻訳の音声に関する情報まとめ
Google 翻訳は音声入力に対応していますが、それ以外にも音声を使った機能があります。
例えば、音声を文字に変換したり、ゆっくりしゃべらすなど音声の読み上げ速度を変更することもできます。
ここでは、Google 翻訳の音声に関する情報をまとめてご紹介します。
また、よくある質問にもお答えしていますので、ぜひご覧ください。
Google 翻訳の音声認識の精度について
Google 翻訳で音声入力するにあたって、音声認識の精度が気になる方も多いでしょう。
音声認識の精度は悪いわけではありませんが、早口で話しかけると正しく認識してくれないこともあります。
音声入力を利用する際は、早口にならず、はっきりと話すようにしましょう。
また、日本語で話しかける場合、方言だと正しい翻訳結果が得られないこともあります。
「日本語から英語」への翻訳で、沖縄の有名な方言「めんそーれ」と話しかけると「Mensore」とそのまま表示されます。
音声のリアルタイム翻訳について
Google 翻訳の音声入力は、話しかけるだけでリアルタイムに翻訳してくれる便利な機能です。
例えば、海外で買い物していて店員さんへ話しかけたい時、日本で外国人観光客に道を尋ねられた時など、「Google 翻訳」アプリがあればリアルタイムに翻訳してくれます。
また、翻訳結果を読み上げてくれる機能もありますので、自分で話す必要もありません。
読み上げについては、この記事の「音声を出力(読み上げ)する」にて詳しく説明しています。ご参照ください。
音声入力について
Google 翻訳の音声入力は、マイクに向かって話しかけるだけなので、初めての方でも簡単に使うことができます。
また、Google ドキュメントにも音声入力機能があります。
それぞれの音声入力の使い方については下記記事で詳しくご紹介をしていますので、ぜひご覧ください。
音声入力できない場合
Google 翻訳の音声入力機能を使おうとした際に、まれに音声入力ができないことがあります。
その場合の対処法については下記記事でご紹介をしていますので、万が一に備えて頭に入れておきましょう。
音声データを保存(ダウンロード)する
語学学習のために、Google 翻訳の音声データを保存して利用されたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
下記記事では、iPhoneの画面収録を利用してGoogle 翻訳の音声を録音・保存する方法をご紹介しています。
設定方法も簡単ですので、ぜひお試しください。
Google 翻訳の音声をiPhoneで録音・保存(ダウンロード)する方法
音声を出力(読み上げ)する
Google 翻訳の翻訳結果は、音声で出力(読み上げ)することが可能です。
また、アメリカ英語、イギリス英語のように、同じ言語であっても発音の違う国がありますが、Google 翻訳では地域を設定・変更したり、音声の速度を変更してゆっくりしゃべらすこともできます。
ここでは、iPhoneでの音声の出力(読み上げ)の使い方や地域や方言を設定・変更する方法をご紹介します。
使い方
「Google 翻訳」アプリを開き、翻訳結果を表示します。
音声を出力(読み上げ)したい翻訳の「スピーカー」アイコンをタップすると、読み上げが開始されます。
地域や方言を設定・変更する
「Google 翻訳」アプリを開き、「設定」をタップします。
「言語の地域」を選択します。
「言語の地域」一覧が表示されますので、地域を設定・変更したい言語を選択します。
例として「英語」を選択します。
国名が表示されますので、設定・変更したい国名を選択します。
例として「英語(イギリス)」を選択します。
国によっては、音声入力のみで出力(読み上げ)が利用できない地域もありますので、ご注意ください。
これで言語の地域の設定・変更完了となり、英語の音声の入出力は「英語(イギリス)」になります。
ゆっくりしゃべらす
「Google 翻訳」アプリを開き、「設定」をタップします。
「発音の速度」を選択します。
デフォルトでは「標準」が選択されていますが、「やや遅い」または「遅い」を選択すると、ゆっくりしゃべらすことができます。
左の「スピーカー」アイコンをタップすると、発音の速度を確認することができます。
音声が出ない場合
「Google 翻訳」アプリを使う際に、まれに音声が出ない場合があります。
対処法としては「音声入力できない場合」と同様で、「アプリを最新バージョンにする」「アプリを再インストールする」をお試しください。
iPhoneを使った詳しい手順は、下記記事でご紹介しています。
音声を文字に変換する
「Google 翻訳」アプリには、音声を文字に変換する機能もあります。
ただし、音声を文字に変換できるのは以下の言語となっており(2021年9月現在)、今後も随時追加される予定です。
- 英語
- 中国語
- フランス語
- ドイツ語
- ヒンディー語
- イタリア語
- ポルトガル語
- ロシア語
- スペイン語
- タイ語
使い方
ここでは、iPhoneでの使い方をご紹介します。
「Google 翻訳」アプリを開き、言語の設定を行います。
デフォルトでは「日本語⇄英語」になっていますが、今回は例として「英語⇄ロシア語」へ設定を変更します。
「⇄」をタップします。
「日本語」をタップします。
検索ボックスに「ロシア」と入力します。
検索結果が表示されますので、「ロシア語」を選択します。
「英語⇄ロシア語」に設定できました。
次に「音声文字変換」をタップします。
音声文字変換に関する注意事項が表示されますので、一通り目を通してください。
読み終わったら、「OK」をタップします。
初めて使用する場合は「マイクを使用できません」ダイアログボックスが表示されますので、「使用を許可」をタップします。
「翻訳」設定画面が表示されますので、①「マイク」を「ON」にし、②「翻訳」をタップしてアプリへ戻ります。
再度「音声文字変換」をタップします。
青い「マイク」アイコンが表示され、英語で話しかけると、翻訳されたロシア語が表示されます。
翻訳を停止する場合は青い「マイク」アイコンをタップし、終了する場合は「<」をタップします。
「<」をタップすると、「音声文字変換を終了しますか?」ダイアログボックスが表示されます。
「終了」をタップすると音声文字変換の内容は失われますので、保存する場合は「キャンセル」をタップし、翻訳内容をコピーなどする必要があります。
文字に変換できない場合
音声文字変換できる対象の言語ではない
Google 翻訳は100以上の言語に対応していますが、音声を文字に変換できる言語は限られています。
残念ながら、日本語はまだ対応となっていません。
現時点で音声を文字に変換できる言語は、英語など10の言語となっています。
この記事の「音声を文字に変換する」で現在対応している言語をご紹介しておりますので、ご参照ください。
オフラインでは音声文字変換機能を使えない
音声文字変換機能は、対象言語のオフライン翻訳ファイルをダウンロードしていたとしても、利用できません。
もしオフラインで文字に変換できない場合は、インターネットに接続した状態で再度お試しください。
言語別
iPhoneを使った音声入力の使い方や翻訳例を言語別(日本語から中国語へ翻訳、日本語から韓国語へ翻訳)にご紹介します。
中国語
「Google 翻訳」アプリを開き、翻訳する言語の設定を行います。
デフォルトでは「日本語⇄英語」になっていますので、「日本語⇄中国語」に設定を変更します。
「Google 翻訳」アプリを開き、「英語」をタップします。
検索ボックスに「中国」と入力します。
検索結果が表示されますので、ここでは例として「中国語(簡体)」を選択します。
中国語への翻訳には「中国語(簡体)」と「中国語(繁体)」があります。
中国本土やシンガポールでは「中国語(簡体)」、香港やマカオ、台湾では「中国語(繁体)」が使われています。
「日本語⇄中国語(簡体)」に設定できました。
次に、「マイク」アイコンをタップします。
「お話しください」と表示されますので、「中国語に翻訳したい単語や文章(例:写真を撮ってくれませんか?)」を話します。
上に音声入力した日本語がテキストで表示され、下に中国語に翻訳された文章が表示されます。
「スピーカー」アイコンをタップすると、中国語の発音を聞くこともできます。
韓国語
日本語から韓国語への音声入力の使い方については、下記記事の「リアルタイムに翻訳したい」で詳しく説明しています。
キーボードで韓国語を入力する方法などもご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
よくある質問
Google 翻訳の音声に関するよくある質問にお答えします。
音声は変更できる?(男性、女性)
Google 翻訳の音声読み上げ機能の声はデフォルトで女性となっていますが、残念ながら男性へ変更することはできません。
「Google 翻訳」アプリで声の設定を変更できるのは、現時点では「言語の地域」「発音の速度」となっています。
長文でも大丈夫?
PCのGoogle 翻訳では、5,000文字以上の長いテキストでもドキュメント全体をアップロードすることで翻訳が可能ですが、音声入力の場合でも5,000文字までの長文の翻訳は可能です。
また、スマホの場合は文字数の制限についての記載はありませんが、日本語で300文字以上の文章を音声入力しても翻訳してくれます。
ただし、画面が小さいので、翻訳結果はスクロールしないと見ることはできません。
音声の著作権はどうなってる?
Google 翻訳の音声を商用利用したいと考えている場合、著作権はどうなっているのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、音声の著作権については、Googleの利用規約でも明記されていないようです。
ただ、著作権について明記されていないとは言っても、商用利用できるとは限りません。問い合わせをした方がよいと考えられます。
商用利用については、下記記事の「保存した音声は商用利用ができるか?」で問い合わせ先の参考サイトをご紹介しています。ご参照ください。
Google 翻訳の音声をiPhoneで録音・保存(ダウンロード)する方法
音声読み上げの面白い遊び方
Google 翻訳の音声読み上げは、発音の勉強の際にも役に立つのですが、なぜか面白い読み上げになってしまうこともあります。
下記記事の「グーグル 翻訳で面白い読み上げまとめ」では、音声読み上げの面白い遊び方をご紹介しています。
一度耳にすると、病みつきになってしまうかもしれません。ぜひご覧ください。