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Google 翻訳の英訳(和英)について
インターネットやSNSの普及によって、一部の人だけでなく、一般の多くの人が海外の方と気軽にコミュニケーションが取れるようになりました。
また英語の文章を目にする機会も増え、日本にいても英語は日常的です。
ここではGoogle 翻訳の英訳について、PCやスマホで英訳する方法、Google Chromeを使った英訳、英語の論文を丸ごと英訳する方法などをご紹介いたします。
Google 翻訳の面白い使い方も説明していますので、ぜひ最後までお読みください。
Google 翻訳の英訳の精度
Google 翻訳は、2016年に新たなニューラルベースのAI翻訳がGoogleに導入され、リリースされた当初よりも大きく精度が向上しました。
その精度は、英語を日本語に和訳すると、人が和訳をするのとほぼ変わりないほどです。
ですが日本語を英語に翻訳すると、ニュアンスの違った英訳が表示されることがあります。
これはGoogle 翻訳の英訳の精度よりも、日本語の文化ともいえる曖昧な表現が関係しているようです。
英訳が少し違うかも?と感じたときは、翻訳する前の日本語の文章を見直してみましょう。
主語、述語、目的語を省略しない、意味が重複する単語は漢字を使う、副詞や修飾語を取り除きシンプルな文章にすることで、Google 翻訳の精度を自分でアップできます。
Google 翻訳の英語の発音について
Google 翻訳で、わからない英単語や英文を翻訳するのはもちろんですが、マイクを使うと英語の発音チェックにも利用できます。
こちらでは、自分の英語の発音がどこまで通用するのか?Google 翻訳を使った発音チェックの仕方を説明していきます。
スマホを使った方法をご紹介いたしますので、Google 翻訳アプリを入手していない方は、下記の記事の「アプリで英語から日本語に翻訳」を参照してインストールを済ませてください。
Google 翻訳アプリを開きます。
原文が英語以外の言語になっている場合は、「言語」をタップしてください。
「原文の言語」ダイアログボックスが表示されます。「英語」を選択します。
①「英語」、②「日本語」になっていることを確認し、③「マイク」アイコンをタップします。
日本語に翻訳したい「英語(例:Can I have a salad)」を音声入力します。
すぐに日本語に翻訳された文章が表示されました。
ここでは、salad(サラダ)と発音したにもかかわらず、炭酸飲料(soda)と翻訳され、間違った発音だということがわかります。
何度英語を音声入力しても、うまく認識されない場合は、Google 翻訳で発音を確認してみましょう。
「テキスト入力」をタップします。
発音を確認したい「英語(例:salad)」を入力し、②「スピーカー」アイコンをタップします。
正しい発音を確認することができます。
PC版で日本語から英語へ翻訳(和英)
PCのブラウザでGoogle 翻訳を開きます。
①「日本語」を選択し、②翻訳が「英語」になっているのを確認します。英語以外の言語になっている場合は、「英語」を選択しましょう。
言語の選択が終わったら③「翻訳したい日本語のテキスト(例:東京タワーへ行く道を教えてください)」を入力します。
日本語が英語に翻訳されました。
アプリで日本語から英語へ翻訳
Google 翻訳アプリを開いたら、①「日本語」、②「英語」になっているか確認し、③「テキストを入力」をタップします。
他の言語になっている場合は、上記の「Google 翻訳の英語の発音について」を参照し、言語を選択してください。
「テキスト(例:東京タワーへ行く道を教えてください)」を入力すると、同時に下に英訳が表示されます。
Google Chromeで英語を翻訳
Google Chromeで英語で書かれたページを開くと、簡単にページを丸ごと翻訳することができます。
翻訳する方法については、下記の記事の「Google Chromeで和訳する」を参照してください。
順を追ってわかりやすく説明をしています。
英語の論文をGoogle 翻訳
PDFファイルで保存している英語の論文も、ファイルごと読み込み、翻訳することが可能です。
PCのブラウザでGoogle 翻訳を開きます。
①「ドキュメント」をクリックし、②「英語」、③「日本語」の順に選択します。
「ドキュメントを選択してください」と表示されたら、「パソコンを参照」ボタンをクリックします。
「開く」ダイアログボックスが表示されます。
①「翻訳したいPDFファイル」を選択し、②「開く」ボタンをクリックします。
Google 翻訳にファイルがアップロードされたら、「翻訳」ボタンをクリックします。
これで翻訳が完了しました。和訳された論文を確認してましょう。
翻訳された文章がおかしいと感じる場合は、PDFに保存された英文の不要な改行が原因です。
改行を修正して、もう一度翻訳をし直してください。
OK Google 英語の通訳をして
OK Googleで知られている、Google アシスタントでも翻訳ができます。
Google Homeスピーカーはもちろん、Android、iPhoneでも「OK Google 英語の通訳をして」と話しかけると、通訳モードへの切り替わり翻訳が可能です。
こちらではiPhoneを使った通訳モードの利用方法を説明しいたします。ぜひお試してください。
iPhoneでGoogle アシスタントを利用する場合は、「Google アシスタント」アプリのインストールが必要です。App Storeで入手しましょう。
ホーム画面の「App Store」をタップします。
App Storeが開かれたら、①「検索」をタップし、②「Google アシスタント」と入力します。③Google アシスタントアプリが表示されるので「入手」ボタンをタップします。
Google アシスタントアプリのインストールが終了したら、「開く」ボタンをタップします。
「OK Google」と話しかけると、Google アシスタントが作動しますので、「英語で通訳して」と再度話しかけます。
通訳モードに切り替わるので、Googl アシスタントの指示通りに話しかけてみましょう。
「こんにちは」と話しかけると「Hello」と英語に翻訳されました。
引き続き翻訳したい言葉をスマホに向かって話し、通訳モードを利用してください。
英語の翻訳が出ない場合
Google Chromeで英語の翻訳ができない場合は、以下の操作を試してみてください。
英語の翻訳ツールが表示されない場合
Google Chromeで英語のページを開くと、画面の右上に翻訳ツールが表示されます。
翻訳ツールが表示されない場合は、Google Chromeの設定を確認しましょう。
Google Chromeを開き、①「Google Chromeの設定」をクリックし、②「設定」を選択します。
設定画面が開かれたら、「詳細設定」を選択します。
詳細設定から「言語」をクリックします。
「母国語以外のページで翻訳ツールを表示する」をクリックし、ボタンをオンにしてください。
Google Chromeで英語のページを開くと、画面右上に翻訳ツールが表示されるようになりました。
ページを日本語に翻訳したい場合は、翻訳ツールの「日本語」をクリックしてください。
翻訳ツールのダイアログボックスが消えてしまった場合は、「このページを翻訳」アイコンをクリックすると翻訳ツールが表示されます。
Google Chromeのページ翻訳で「翻訳できませんでした」と表示される場合
閲覧データの削除
Google Chromeを開き、①「Google Chromeの設定」をクリックし、②「履歴」、③「履歴」の順に選択します。
履歴の画面が開かれたら、「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
①期間は「全期間」を選択し、②「閲覧履歴」「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」すべてにチェックマークを入れ、③「データを削除」ボタンをクリックします。
閲覧データの削除が行われたら、翻訳を試してみてください。
拡張機能の消去
閲覧データの削除を行っても、翻訳ができない場合は拡張機能の消去を行ってみましょう。
Google Chromeを開き、①「Google Chromeの設定」をクリックし、②「その他のツール」、③「拡張機能」の順に選択します。
拡張機能の画面が開かれたら、デフォルト以外の拡張機能を「削除」ボタンをクリックして削除してください。
拡張機能を削除したら、再度翻訳を行ってみましょう。
Google Chromeをアンインストールし、再インストール
閲覧データの削除、拡張機能の削除を行ってもGoogle 翻訳で翻訳できない場合は、Google Chromeをアンインストールし、再インストールをお試しください。
最初にGoogle Chromeのタブ、ウィンドウを全て閉じます。
①Windowsの「スタートメニュー」をクリックし、②「設定」を選択します。
設定画面が開かれたら、「アプリ」を選択します。
アプリと機能の画面が開かれたら、「Google Chrome」を選択します。
「アンインストール」ボタンをクリックします。
さらに確認のダイアログボックスが開かれるので「アンインストール」ボタンをクリックし、Google Chromeをアンインストールします。
アンインストールが終了したら、Google Chromeを再インストールしましょう。
Google Chromeからダウンロード、再インストールすることができます。
再インストール後、再度Google 翻訳をお試しください。
おまけ(Google 翻訳で日本語に聞こえる英語)
英語が日本語に聞こえる言葉として有名なのが、「What time is it now」。
「掘った芋、いじんな。に聞こえる」「実際に海外で通じる」と一時期話題になりました。
こちらでは、Google 翻訳でも日本語に聞こえる、おもしろ空耳英語をご紹介します。
Google 翻訳を開いたら、①テキストに「英語(例:Take it all)」を入力し、②「スピーカー」アイコンをタップします。
「Take it all」は「てきとう」に聞こえませんか?
「It doesn't matter」は「言い出すん、またー」に聞こえませんか?
「Sit down please」は「しらんぷり」に聞こえませんか?
「What can I see」は「稚内市」に聞こえませんか?
スピーカーを使って実際に聞いてみると、微妙な空耳英語もありますが、英語の勉強に疲れたとき、発音がうまくいかない時などには、よい息抜きになるはずです。
Google 翻訳の使い方を楽しく学ぶ方法としてもおすすめです。ぜひ実際に聞いてみてください。